約束16年目の真実最終回あらすじネタバレ!結末までの見どころも詳しく紹介!

約束16年目の真実最終回あらすじネタバレ!結末までの見どころも詳しく紹介! エンタメ

【濃厚な最終話ネタバレ更新しました!お楽しみください!】

この記事では

  • 『約束~16年目の真実~』の最終回までのあらすじネタバレ
  • 『約束~16年目の真実~』結末までの見どころ

についてご紹介しています。

『約束 ~16年目の真実~』が読売テレビ・日本テレビ系で放送されますね♪

初回は2024年4月11日(木)  23:59~

毎週木曜日の深夜「プラチナイト木曜ドラマ」枠で放送される全10話のドラマです。

誰が正義で、誰が悪か・・?
予測不能×完全オリジナルの心理サスペンス開幕!

このドラマのコピーにそそられまくりです!

約束16年目の真実の最終回までのあらすじネタバレと結末までの見どころ、さっそく見ていきましょう!

その前に、この考察サスペンスにドはまりしている方に朗報です!

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約束16年目の真実・最終回あらすじネタバレ!

約束16年目の真実最終回あらすじネタバレ!結末までの見どころも詳しく紹介!

この町には悪魔が棲んでいる・・・

かつて連続殺人事件によりすべてを奪われた女性刑事が故郷に戻り過去の真実に迫るとき、再び事件の歯車が動き出す・・・

何が真実で、何が嘘か・・・

誰が正義で、誰が悪魔か・・・

犯人考察!!犯人と思わる人物と動機、これまでの伏線を確認!>>

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・1話「再開」ネタバレ

【1話にはなんてことないところに伏線がちりばめれている!との情報からかなり細かく書いています】赤いところは伏線と思われる怪しいところです!!

【1話あらすじネタバレと私の考察など】

桐生葵(中村アン)は、長年の希望が叶い、渋谷中央署から東京都とばり市望野町の望野警察署に移動になりました。

望野町はここ数年は断続的な空き巣以外は大きな事件がない、平和な町。
(→葵と香坂がふたりで警察署内にいる時にも空き巣の通報があったよね・・)

そんな町に自らに意思で移動してきた葵に対して、バディとなった香坂慧(横山裕)は、不審感を抱くきます。

葵が以前住んでいた家はそのままになっていて、葵はその家に行きます。

葵が玄関の下駄箱の上に家の鍵を置く手元部分がクローズアップした映像。

そこには花瓶や電話機と一緒に子どもが工作で作ったようなたくさんのビー玉で飾られた花瓶のようなものがあります。

実は望野町は葵の生まれ故郷で、16年前に連続殺人事件が起きた町だったのです。

事件発生日と被害者
①7月23日 家出中のフリーター やまなかえりか
②7月30日 不破玲

共通点
2人とも死因がロープで首を絞められたことによる窒息死で、死体の口にはビー玉が詰められていたこと

逮捕されたのは葵の父親・速水康夫
事件翌日の7月31日に任意同行ののち逮捕・送致され2か月後に持病により獄中死してしまいました。(やけに早くない?誰かにはめられた?)

逮捕の決め手
・殺害に使われたロープについていた皮膚片と速水康夫のDNAが一致したこと
・事件発生時刻に現場付近にいたという目撃情報でした。
事件の第一発見者である葵は事件のショックで遺体発見直前の記憶を失っています。
そして、遺体発見者としか説明のない葵は翌日のシーンで頭にけがをしています。

望野署の課長・一条健人(岡部たかし)は16年前の事件直後から葵を守ってきました。

葵が刑事になれたのも、今回望野署へ移動できたのも、一条の尽力があってこそだったようです。

そのことを一条は「康夫と約束したから」と話しています。
(→どんな約束?葵を守る以外の約束もある?ドラマタイトルだけに「約束」というワードには敏感)

葵は高校の同級生だった飛鳥桃(織田梨沙)のレストランを訪れました。

このレストランは桃の母が営んでいましたが、16年前のある日突然家を出ていなくなってしまったため桃が跡を継いでいます。

そこへ高校時代の映像研究部の仲間だった尾藤恵(佐津川愛美)、天草勇樹(森永悠希)もやってきて皆で再会を喜びました。

しかし、同じ映像研究部の仲間で、16年前の事件の被害者である不破玲の兄、不破翔(細田善彦)の消息は事件後からわからないままです。

レストランを出た後、自分のタクシーに乗り込んだ天草勇樹は葵の高校時代の写真だし眺めます。(好きだったのかな)

シーンは変わり雑貨店、ビー玉はないか?と聞く謎の女性と「ビー玉」という言葉に少しぎょっとした顔をした店主。(2話で回収)

「この町にビー玉があるわけないか・・・」と言って去っていく女性。
(誰?16年前の事件を知っているね)

尾藤恵の父親で大手ITセキュリティ会社BITOコーポレーションが進める”セキュリティ特区構想”プロジェクトを広める街頭キャンペーン会場にて。

雑貨店にいた謎の女が現われ、近くたまたまいた天草に気が付き軽く会釈しあう。(2話で回収)
(伏線もどき、ただタクシー乗せただけ説も・・)

この会場に「娘が行方不明だから探してほしい」という女性が現われるところからのくだりは、その大半はドラマのストーリーとは直接関係なさそうなので、ざっくりと説明しますね。

行方不明とされる女子高生が昨夜北見方面へ歩いていたという目撃情報を受け、葵が望野町には昔から「悲しいことがあったら北見の丘に登り景色を見るといい」と言われていることを思い出し「ピン!」とくる。

葵は、少女の行方不明に事件性はなく、[少女が自ら北見の丘に登り、丘の上のベンチで一晩過ごし、朝になってお腹が空いたから桃のレストラン(=子供にはただでご飯を食べされてくれるレストラン)に現れるだろう]と推理。

葵の推理の通り、この少女は桃のレストランで食事をしていた。

少女を迎えに来た母親と少女が抱き合い涙するシーンを見ながら、桃は写真立てに入れておいてある母親の写真を、少し寂しげな表情で見つめていた。
(少女の行方不明事件は、結局は桃が母親の写真を見つめるシーンにつなげるためのストーリーだったと思われる)

時はさかのぼり、この少女を探しているときの話・・・

防犯カメラに[少女が誰かともめていて、誰かが何かを落とした]映像が見つかり、その現場に行くと、落ちていたのはビー玉だった。(2話で回収)

見つかった少女に話を聞くともめていた相手は女性だったと。(2話で回収)

ビー玉に過剰な反応をした葵に対し「16年の事件は解決済みだ、妙な思い込みで動くべきではない。」といった香坂の言葉で、葵は高校時代の不破翔との会話を思い出す。

高校時代の不破翔の言葉
ミステリーを解くには余計な思い込みや先入観を捨てることが大事だ。
推理というより想像、思い込みを捨ててゼロから開いての思考や行動を想像する
このドラマのトラップは思い込みと先入観?

この時、警視庁刑事部長の有村(杉本哲太)から香坂に電話が入り、桐生葵を監視するように伝える
(実に怪しい!)

そしてこの葵と慧のやり取りを近くてじっと見ていた女は、葵を見ながら「出ていけ悪魔の子」とつぶやいていた。

ここで課長の一条が警察署内の防犯カメラを見返して、葵の行動をチェックしているシーンがちらっと。

行方不明だった少女の一件が片付いた葵は、高校時代の思い出の場所と思われるところに行き、そこで木の枝にハンカチが結ばれているのを発見する。

高校時代の不破翔との同様の経験をしていた葵は、当時と同じようにハンカチが結ばれている木の下にあるベンチにメモがあることを発見する。

メモに書いてある場所に行くと、現れたのは不破翔だった。

(この帽子にコートの男が不破翔だったのか。さっき、ちょっと慌てている様子で走り、その手にはビー玉を持っているシーンがちらりと映ったぞ。)(3話で回収)

不破翔の言葉
お前の親父は犯人じゃない!
まだ何も終わっていない!
これからすべてが明らかになる!
近くから悲鳴が聞こえ、葵がかけつけるとそこには口にビー玉の入った女性の死体があった!(3話で回収)
(この人、雑貨店でビー玉を求め、街頭キャンペーン会場で天草に会釈した、あの謎の女性じゃない?)
葵は「これで目的を成し遂げられる」と不敵な笑みを浮かべて立っていた。
その様子を、香坂はいぶかしげに見ていた・・・

『約束16年目の真実』1話のロケ地はこちら>>

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・2話「秘密」ネタバレ

遺体発見現場にて

クローズアップされたのは3か所

  • 遺体の首元のネックレス
  • 岩についた大量の血痕
  • とばり市のガイドブックが入っているカバン

【被害者特定】

・新宿区在住の梅崎若菜
・死因は後頭部外傷による失血死
・死亡推定時刻は夕方の5時前後
口の中に複数個のビー玉(3話で回収)

捜査班が16年前の望野町女性連続殺人事件の模倣犯と考えるなか、葵はひとり同一犯ではと考え反論する。

葵の主張

当時とは殺害方法が違うのは、犯人と被害者がもみ合った結果、意図しない形で殺害することになったのでは。
犯人にとって殺害方法の違いは大きな問題ではないのかもしれない。
(1話で)行方不明とされその後発見された女子高生に写真で確認したところ、昨日道端で遭った女性(ビー玉を落とした)は梅崎若菜の可能性が高い。
16年前の事件はえん罪で、梅崎若菜が事件について聞き回っているのを知った真犯人が殺害した

葵は捜査から外され、ビー玉のことは 公表せず 捜査が始まった

一条は葵に自分も速水康夫のえん罪を強く疑って再捜査を願い出たこともあったが、物証・目撃証言・自供があるし、逮捕され病死し犯行が止まったということが事実だと話す。

人間には誰にも表の顔と裏の顔があって、家族や近しい人間にも裏の顔を見せることはない、と。
(何だろう、なんだか引っかかるこの言葉)

この町で刑事を続けたいのなら16年前の事件には区切りをつけろ、刑事として積み上げてきたもを壊すな、と葵にくぎを刺した。

16年前の回想シーン
一条が有村に冤罪の可能性を訴える一条に「私情を挟むな、再捜査の必要はない」と打ち切りを決めたのは有村。。(有村はえん罪だと知っている感・1回目)

しかし、逮捕直後の父親から「心配するな、真実は必ず明らかになる。大丈夫、お父さんは無実だ」と伝えられていた葵は、父親が殺人鬼ではないことを確信し、ひそかに捜査を続ける。

葵との会話の後、意味ありげに考え込む一条。
(合間にちょいちょい挟むこの一条の怪しい雰囲気、、あえて怪しさアピールしてくる人はシロというサスペンスあるあるに一票)

不破からの暗号メモを見つけた木とベンチのある場所へ行き何やらメモする葵。

これは不破翔へのメモで、このあとで不破翔は枝に結ばれたハンカチと葵からの暗号メモを見つける。(不破翔のことをじっと見ている雑貨屋の店主のワンショット、気になる!)

【梅崎若菜についてわかってきたこと】

フリーライター
仕事相手の出版社によると望野町へは休暇を取って来ていた。
梅崎若菜を乗せたタクシーの運転手(天草)によると、彼女は観光目的来ていて、望野町に来るのは初めて。

事件から外されている葵は、この捜査の進捗状況の報告を壁に隠れてこっそり聞いていた。

葵は尾藤恵と桃に呼び出されキッチンシオンへ。

高校時代の思い出話から、主役をやるはずだった映画のシナリオは完成していて葵以外はすでにそのシナリオを読んでいることを初めて知る葵。

恵と桃がシナリオの内容を隠すことが引っかかった葵は、天草に電話してシナリオを見せてほしいと頼む。

その様子をこっそり見ていた香坂が、天草が葵にシナリオを渡しているところに現れる。

天草からの説明で、香坂もこのシナリオは文化祭に向けて不破翔が書いたものだということと、不破翔の妹が殺害されたことで結局映画は作られなかったことを知る。

【不破翔が書いたシナリオの内容】

・題名「 サクリファイス」
・2008年7月15日に 最終更新がされたもの(最初の事件が起きる1週間前)
・殺された女性の遺体には口の中にビー玉が詰められていた、という記述

(サクリファイスを検索してみたら【いけにえ・犠牲】だった)

シナリオの内容を知った葵は尾藤恵・桃・天草になぜ今まで黙っていたのかと問う。

公式に発表されていないビー玉のことを後から広まった噂で知った時にはすでに犯人は逮捕され事件は解決していたし不破が苦しむことになるだけと、天草の提案で警察には言わないことにした。

シナリオの内容を知らなかった父親にあの犯行はできない、犯人はシナリオを知っているこの中にいると考える葵にショックを受ける映像研究部のなかまたち。

その後、事件現場近くの防犯カメラの映像に不破翔が映っていることがわかり、葵が不破の捜査を申し出るが、一条に却下されその代わりに梅崎若菜について調べることに。

梅崎若菜の仕事先の出版社の情報

・梅崎若菜は優秀で勇敢なライターだった
・最近はどんなネタを書いていたのかは秘密主義だったから分からない
・不破翔もライターとして働いていて、梅崎若菜とは面識あり
・不破翔の現住所は西新宿のアパートだが現在は消息不明で連絡取れず

警視庁本部に寄る香坂と別れ、葵は非通知設定の電話に出る。
(不破からの着信、葵がベンチの下の暗号メモに自分の電話番号を書いたメモを残したと思われる)

香坂を呼び出した有村は「16年前を模倣した事件が起きているようだが、解決済みの事件をむしかえすことのないように 」と釘を刺す。(有村はえん罪だと知っている感・2回目)

そして香坂に「本部に戻りたいなら 失敗は二度と許されないと思え」と言う。
(香坂の回想シーンから、香坂のミスで誰かを死なせてしまった?同僚?)

香坂と別れ単独行動をしている葵は高校時代に不破翔と浴衣で話をしていた境内の公園で不破が来るのを待っている。

警察は尾藤コーポレーションへ捜査協力を依頼し、町中の防犯カメラで葵と接触するであろう不破翔を探している。

葵の前に不破が現われた。

葵は不破に「父親が無実だと言ってくれて嬉しかったから私は不破君を信じたいけれど、わからない・・どうして事件の夜に私を呼んだの?あなたが殺したの?」と尋ねる。

その時、香坂達警察がやってきて不破翔を取り囲もうすると不破は葵を人質に取り葵にナイフを向けこう叫んだ。

【不破翔の言葉】

本当に警察は無能だ!
俺が教えてやる !
俺が殺したのはあの女だけじゃない、16年前の事件は誤認逮捕でやったのは全て俺だ!
これは勝手に俺の物語をねじ曲げた無能な警察への復讐だ!

このシーンを陰から動画で撮影している人がいた。

走ってきた天草の運転するタクシーに不破翔が乗り込み、逃げ去った。

(公衆電話からの匿名で不破の居場所について通報した人と、動画を撮影している人は同一人物だと思われる。この後タクシーで登場する天草は間に合わない・・もう一人協力者がいるってことね。)

葵はポケットにメモ紙が入っていることに気が付く。(人質になった時に不破翔が入れたと思われる)。

撮影された映像はすぐにネットで拡散されていた 。

不破が「誤認逮捕だった!」と叫ぶ動画が拡散されていることに、必要以上の動揺する尾藤コーポレーション社長と怒りを抑える有村。

テレビでも16年前の事件が誤認逮捕だったのか?について事件を掘り起こし大きく報道していた。
(不破の狙いはこれか?)

不破から葵に渡されたメモには何と書いてあったのか???

映像研究部が高校時代だった頃のストーリーと演じている若手俳優達のプロフィールを確認>>

『約束16年目の真実』2話のロケ地はこちら>>

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・3話「選択」ネタバレ

時は悲しみを置き去りにはしない。
どこまで進もうとも苦しみや絶望から逃れることはできない・・

不破の自供動画がネットで拡散されたことで、テレビでは16年前の望野町女性連続殺人事件についてを取り扱い、望野署にはマスコミが殺到する。

そのマスコミの前で葵は「16年前の女性連続殺人事件の調べなおす必要があると考えている」と話す。

不破との接触について、「不破からの突然電話があり、2人で話がしたいから夕方5時に望野神社の広場にきてほしいと言われた」と説明する葵。

「彼の発言がでたらめとは思えない。梅崎若菜殺害事件と16年前の事件は確実につながっている。
それを調べるべきだ。」と葵。

一条は葵に捜査資料室の鍵を渡し「16年前の捜査に納得するまで、梅崎若菜殺害事件の捜査への参加を一切禁止する」と伝えた。

望野神社から不破が逃げるのを手伝った天草は、警察の事情聴取で「仕事用の携帯に電話がかかってきて悪いけど頼まれてくれって。決して共犯ではない」と。

神社で不破が葵のポケットに入れたメモを見る葵・・

不破からのメモに書かれていたのは「数字と*の羅列」

4 * 右に倒した9 逆さまの7左に倒した
3 0 左に倒した3 * 9 5

これはフリック入力の指の動きを示した暗号で、だれも しんじるな

資料室で当時捜査資料を読んでいる葵は不審な点に気が付く。

不審点①
1件目の事件には物証・目撃情報なし。
なのになぜ2件目には凶器のロープが残してあったのか。
父に罪をなすりつけるため真犯人が父のロープを使いそれを現場に残したのではないか。
不審点②
父の目撃証言の詳細(証言した人物やその内容)が載っていたと思われるページが捜査資料のファイルから抜き取られている。

葵は捜査ファイルから目撃証言の部分が抜き取られていることを一条に報告するが、要点をまとめたものはあるんだろ、と抜き取られているという事実に驚かない一条。
(抜き取ったのは葵に真相を知らせたくない一条か?)

葵と香坂は、不破の書いたシナリオの存在とその内容についてを一条に報告し、事件前には葵も速水康夫もこのシナリオのことは知らなかったと話す。

警察は、不破が望野神社からタクシーで逃走した後、公共交通機関を利用した形跡がないことから、不破はまだこの町に潜伏し、誰かがかくまっているのでは?と推察する。

不破を目撃したという通報から割り出した不破の潜伏先と思われる周辺には、1件目の事件の被害者である山名えりかの自宅がある。

香坂が山名家を尋ねると、出てきたのは以前(1話で)捜査中の葵をにらみつけながら「出ていけ悪魔の子」とつぶやいていた女性だった。

香坂がこの家に不破がいるのでは?と聞くと、少し前に不破が山名家を訪れ、「あの事件の犯人は速水康夫じゃないかもしれない。警察に内緒で調べているからしばらくここに住まわせてほしい」と言われたとのことだった。

この家に潜伏していた不破は警察に確保された。

尾藤コーポレーションの社屋にて
尾藤「不破は逮捕された。間宮議員、改めてよろしくお願いしますね。」
(何この怪しい感じ)

梅崎若菜の取引先の出版社から、梅崎若菜が生前、男とよく行っていたバーがわかったとの情報が入る。

バーに聞き込みに行くと、不破と梅崎は半年前くらいから店で話すようになった。

不破が「妹は俺が殺した」と言っているのを聞いたと。

不破をプロファイルする香坂

シリアルキラーが身内をターゲットにするのは珍しくない。
映画のシナリオとの一致の件も説明がつく。
速水康夫が誤認逮捕され、不破は犯行を思いとどまるようになった。
だが時を経て梅崎若菜に刺激され、殺害衝動が再燃し犯行に及んだ。
あるいは口封じをした。

・・だが、これが不破の犯行だとは思えない。
不破の挙動に嘘くささを感じる。

望野署の取調室で、不破の取り調べをする香坂と葵。

香坂が不破を問い詰める

神社に不破がいるという匿名の通報も、天草に撮影を頼んだ自供シーンの動画を拡散したのも、不破がしたことだ。
その上であの供述をしたのは、16年前の事件の再捜査をさせることが目的だったのでは?

梅崎若菜は警察の不祥事や誤認逮捕などの取材を積極的に行っていて、不破が望野町女性連続殺人事件の被害者遺族であると知って接触をしてきた。
梅崎若菜から話を聞くうちに、不破も16年前の事件の真相に疑いを持ち始めたのでは?

16年前の事件を蒸し返すために当時を模倣した梅崎若菜を殺害したのか?

一方的に決めつけて問い詰める香坂に、不破は態度を硬化させるだけ。

今度は葵が不破に話しかける

不破くんの気持ちは理解できる。
私も16年前の真実が知りたくて刑事になった。
玲ちゃんを殺したのは不破君じゃなくてわたし。
あの夜不破君を夏祭りに誘ったから、一人になった玲ちゃんは殺され父は犯人にされた。
父の無実を信じてくれたあなたを守りたいから本当のことを話してほしい

不破の自供

ずっと事件から逃げ目を背けて暮らしてきた。

知り合った梅崎さんから知らなかった情報を聞いた。
16年前の捜査は突然切り上げられた。
組織の内部事情で結論を急いだのでは?と。

梅崎さんは警察の失態や不祥事を何件も見てきた。
警察はグレーを黒に変えて都合の悪い事実は見過ごす。
16年前の事件はえん罪事件だと思う。

俺があのシナリオを描かなければ、俺があいつを気にかけていれば死ななかった。
葵の親父さんは犯人じゃないってちゃんと言えてればよかった。
葵を苦しめたのも全部俺のせい。

葵も不破も、16年真の事件を自分のせいだと思いこみずっと苦しくてつらかったのね。

不破が話す、梅崎若菜の死の真相

梅崎から不破に電話があった。
「夕方、望野神社で連続殺人事件に関与してるかもしれない人と会う。別件の取材で追っていた人物だけど、もしかしたら殺人鬼本人かも。」

梅崎は誰に会うのかは明かさなかったが、
「もし私が殺されるようなことがあれば、私の読みが当たったってこと。私の命を利用してでも真実は明らかにしないとだめだから」

(ここで、不破が1話で急いで走り一度止まって手のひらのビー玉を見てまたは走りだすシーンは、梅崎若菜のいる望野神社へ急いでいるところだったことがわかる。)

不破が神社につくと、梅崎はすでに殺されていた。
不破は、この殺人が明らかに16年前の続きだと思わせることができればと考え、梅崎のカバンから飛び出ていたビー玉を梅崎の口につめた。

不破がしたことはビー玉を詰めただけで、殺したのは別の誰か。

そのあと、聞き込みをしている葵をを偶然見かけた不破は、葵が望野に戻ってきて刑事をやっていることを知った。

葵なら16年前の事件と結び付けてくれると信じて、高台のベンチに暗号メモを残して葵を呼び出した。

そして自分に容疑がかかっていることを知った不破は動画を拡散するという次の手に出た。

梅崎若菜を殺した犯人が16年前の真犯人の可能性が高いという不破の供述内容を聞いた一条は、梅崎若菜殺害犯人の洗い直しと、16年前の事件の真相を突き止める決心をした。

梅崎若菜は事件当日誰と接触したのか

携帯に通履歴が残っていないということは、犯人に直接会って約束を取り付けているということ。
梅崎の足取りを追うと、事件当日午後4時20分ごろ、尾藤誠が梅崎若菜と話している防犯カメラ映像を見つけた。

犯人は尾藤か・・・

犯人は一体だれか?犯人と思わる人物と動機、これまでの伏線を確認!>>

『約束16年目の真実』3話のロケ地はこちら>>

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・4話「友情」ネタバレ

懐疑心は多くの喜びを奪う。
動かなければ疑念は膨らみ続ける。
恐れを克服する唯一の方法は、行動を起こすことだけだ・・

梅崎若菜がなくなる日の昼間に彼女と接触があった尾藤に話を聞く葵と香坂。

しかし、セキュリティ特区構想の取材を受けただけでそのあとは会っていないという。

葵は尾藤は何かを隠していると察知する。

同席していた恵から衝撃の事実を口にする。

恵の衝撃発言
「お父さんのこと疑ってるということは私の証言も嘘だと思っている?
16年前に葵のお父さん目撃証言をしたのは私。
事件時刻に玲ちゃんが殺された茂みに入っていくのは確かに葵のお父さんだった。」

葵は父が殺人鬼なはずがないという思いと、親友が嘘をつくはずがないという思い。

矛盾した二つの感情によってかたくなに信じてきた「父の無実」が揺らぎ始めていた。

望野警察署にて

一条から、梅崎若菜殺害は不破翔の犯行として捜査終了となること、16年前の再捜査の必要はない。

と伝えられる。

不破の証言の後、梅崎若菜事件の犯人の洗い直しと16年前の事件の再捜査の必要性を述べていた一条が、態度を一変させたことに、香坂が上層部からの圧力を疑う。

不破から「梅崎若菜は企業の不正を暴こうとしていた」と聞いた葵と香坂は、梅崎が取引をしていた出版社を再訪して梅崎が不正を暴こうとしていた企業がBITOコーポレーションだったことを聞く。

梅崎若菜はBITOコーポレーションの16年前の裏帳簿と賄賂を贈っていた証拠をつかんできたが、その送り先が架空の企業で、突き止められず記事にできなかった。という。

その「泰都商事」という架空企業の社名を目にした葵は、実家で探し物をしているときに見た150万円という金額の書かれた一枚の領収書に発行元欄にその名前があったことを思い出す。

BITOコーポレーションにて

殺人事件発生を受けて改めてセキュリティ特区構想の必要性を確信した、計画通り事業を進めていきましょうと話す尾藤誠と間宮議員を見ながら、恵が「間違ってないよね・・・」とつぶやく。
(恵は何かを知っている・・)

葵の実家

葵がもう一度領収書の確認をすると、確かに泰都商事と書かれていた。

なぜ父が持っているのか・・

桃の洋食屋

恵から16年前の目撃証言をしたことを聞いた桃が葵に話す・・

桃の話
自分のせいで葵のお父さんが逮捕されたって思われたくなくてずっと黙っていた。
事件の少し前に玲ちゃんが「最近速水葵の父親に付きまとわれる」と話していた。
その数日後にあの事件が起きた。
私もそのことを警察に伝えた。

望野署

葵が一条にBITOコーポレーションの裏帳簿のコピーと領収書を渡しながら、当時父親は自治会長として町内に防犯カメラを設置することを反対していたから、尾藤から賄賂を受けとったのではという考えと、事件前に不破玲に付きまとっていたことを話す。

信じていた父親の裏の顔の存在を疑い動揺し始める葵に、領収書をきちんと調べて真実と向き合うべき、と喝を入れる。

恵の家

恵が娘と公園に行こうとしているところに葵が訪ねてくる。

葵は恵の父親と自分の父親の関係を裏付ける何かを恵が知っているのではと聞きに来たのだ。

尾藤誠を疑っている葵に恵は、葵が父親のことを信じているように、自分も父親を信じているという。

2人が話している間に娘の志保がいなくなった。

周辺を探すが公園に志保のウサギのバックがあるだけで、姿がない。

そのウサギのバッグの中で見覚えのないスマホが鳴っている。

ボイスチェンジャーを使用した声で

誘拐犯からの要求
娘を誘拐した
お前ら家族に告ぐ
16年前の真相を告白して謝罪しろ
17時までにその動画を会社のHPに掲載しなければ娘の命はない

その動画、とは?

スマホから誘拐犯につながる手掛かりは得られなかった。

休日の昼間に公園で志保が一人になるタイミングを、犯人は以前から狙っていたのでは?

気になるのは犯人が尾藤誠にではなく、尾藤家に求めている16年前の事件の真相。

恵が目撃証言をしたことは警察関係者しか知らない情報なのに、なぜ尾藤誠だけでなく「お前ら家族に」と言っているのか?

考えられるのは、梅崎若菜が以前警察関係者に取材をした際に捜査情報が漏れた可能性。

梅崎若菜から尾藤恵の目撃証言があったことを知ったものの犯行の可能性がある。

16年前のえん罪だと考えている人物の犯行。

防犯カメラにはウサギの着ぐるみと志保が手をつないで公園を出る映像だけが残っていた。

尾藤誠は誘拐犯の要求に心当たりは全くないとしか答えない。
(恵の表情が気になる・・)

香坂が「本当はこのまま(志保が)見つからなければ、尾藤の口から16年前の真相が話されると思っているのでは?あなたが何者かと結託してこの誘拐を企てたとも考えられる」と葵の関与を疑う発言をする。

尾藤誠と恵 二人の会話
恵「お父さん、犯人が要求しているのってあの事なんじゃないの?」
尾藤「私たちは正しいことをしただけだ。犯人の言うとおりにしても志保が助かる保証はない。警察が見つけ出してくれる。」

尾藤恵の家にバイク便で荷物が届く、非対面集荷で犯人の手掛かりはない。

中身は大量のビー玉。

発送元の住所のアパートへ向かうと、隣の住人がそこは空き部屋だという。
(ドアの前の大きな荷物は今朝まで置いてなかったって言ってるのに、なので調べないの?)

手が込みすぎている。

尾藤家の人間を脅すだけなら、志保ちゃんのが泣き叫ぶ声をスマホで聴かせるとか、もっと簡単にできるのになぜこんなに手の込んだことをするのか・・

むしろ志保ちゃんを傷つけないようにするため?

そう考え頭の中で考えを巡らせた葵は、志保ちゃんが保育園にいることを突き止める。

無事に志保ちゃんを保護した後に葵が恵に尋ねた。

「さっき恵は(志保の安否が心配で取り乱しながら)だってあの犯人女の子ばかりを狙って・・・って言った。

ということは恵は今回志保ちゃんを誘拐したのは16年前の犯人と同一人物だと思っているということ。

本当は連続殺人犯はまだ逮捕されていないって思っているんでしょ。

ちょっと言い間違えただけと保育園を出ようとする恵たちに、葵が語りかける。

父親の無実を信じ続けることができたのは、拘留中に私の目をまっすぐ見て「大丈夫、お父さんは無実だ」って言ってくれたから。

恵は今、志保ちゃんに同じことができるのか、と。

恵がもう耐えられない、と、隠してきた16年前の出来事を話しだす。

恵の告白
16年前、玲ちゃんが殺害された夜に確かに葵のお父さんを見た。
ただ目撃した時間はあやふやだった。
事件発生時刻なのか、遺体発見時刻だったのか。その時に父が事件時刻だと言えと言った。
逮捕に踏み切れない警察がその証言を求めている。
大丈夫お父さんを信じなさい、とお父さんが言ったから警察にそう証言した。葵のお父さんが捕まり連続殺人事件も止まって、やっぱり私のお父さんは正しかったって思ってた。
でも間違いだった。
ごめんなさい。

このタイミングで尾藤が16年前にわいろを渡していた相手が間宮奈緒だったことが判明した。

間宮奈緒は16年前の領収書などの証拠品を突きつけると、賄賂を受け取ったことを認めたという。

尾藤誠と間宮奈緒は癒着関係にあった。

 

尾藤の告白
あの日梅崎若菜は16年前の賄賂についてを聞きに来た。
夕方5時に望野神社で待っていると言い残して去った。
間宮議員に電話して、賄賂のことがバレたが泰都商事が間宮議員だとは気づかれていないことと、梅崎若菜には十分注意するよう伝えた。夕方5時に望野神社に行き、梅崎若菜に口止め料を渡した。
贈賄罪の時効は過ぎているが、悪評が広まるのを避けたいからそれで手を打ってほしいと伝えた。
不破玲殺人事件で娘に嘘の目撃証言をさせて、事業計画に邪魔だった速水康夫を連続殺人犯に仕立て上げたのではないか、自分が連続殺人事件の犯人ではないのかと追及され、制止しようとして彼女ともみ合った拍子に柵の向こうに転落してしまった。
本当に事故だった。速水康夫がこの領収書を持っていた理由は、知人から入手してたこの領収書を見せて尾藤に間宮議員との癒着関係を問い詰めたためだった。速水康夫に弱みを握られたから、犯人に仕立て上げようとして嘘の目撃証言をさせた。速水康夫はいつだって真っすぐで正しかった。
両親がいない不破兄妹をいつも心配して、不破玲の素行が悪くなった頃はいつもそばで見守っていた。事件当日も、彼女が悪い仲間とつるまないように気にかけ彼女の周りにいたんだろう・・

尾藤誠が梅崎若菜殺害の容疑で逮捕された。

嘘の証言をした恵は虚偽申告罪となるが時効は7年でもう過ぎている。

葵は恵をとがめるつもりはない・・

不破の罪は遺体の口にビー玉を詰めた偽計業務妨害だけとなり罰金刑で釈放された。

不破はあのシナリオを読んだ人間が他にいないかを調べる、と葵に話した。

桃の洋食屋を訪れた葵と不破、桃が懐かしい特製オムハヤシを作って天草と待っていた。

恵もやってきて、「葵と不破君が16年前の犯人を捜しているなら私も協力する、それが葵のお父さんや梅崎若菜さんへの償いだと思うから」と話す。

再会の記念にみんなで写真と撮ろう、と16年前の5人の写真と同じ構図で写真を撮る天草が感極まって泣いている。

場面が変わり

誰かがキーボードで文章を打っている。

16年前に不破が書いた映画のシナリオがすぐ横にあり、追記として続きを書いているような感じ・・

その文章の内容と、今葵に実際に起凝っていること・葵が実際の感じている心の声の内容が全く同じ。
(だれかが葵たちを意のままに誘導している?今キーボードで追記されていることと同じことがこれから起きるという暗示?)

葵のスマホにメールで暗号が届く

左に倒した7 4 2  * 右に倒した4
逆さまの 2  * 4 右に倒した5

これを葵が解読し、その後、頭の中で考えを巡らせている。

その内容と全く同じことを誰かが入力し続けている・・・

誰かが打つシナリオの追記文章

複雑な表情で歩いている藍(葵の漢字が違うけど・・)「16年ぶりの再会の間、彼女は複雑な思いを抱えていた。映画シナリオを読んだなかまたちの中に、本当に連続殺人犯がいるのだろうか。そして、初恋の彼と自分しか知らないはずの秘密の暗号が届いた。
「み、つ、か、っ、て  よ、か、っ、た、ね」
誘拐事件のことに違いなかった。16年前の暗号を使ってこのメッセージを送ってきたのは一体だれなのか・・
それが誘拐犯なのか・・・
それとも連続殺人犯なのか・・・いずれにしろ犯人は事件を楽しんでいる。そして一連の出来事の背後には、壮大な闇が広がっている。

留置所の尾藤誠がタオルで首をつっていた。

自分でやったのか、誰かにやられたのか・・・
(9話で回収:自殺でした)

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・5話「記憶」ネタバレ

真実は重力とともに闇の中へと落ちていく
どこまでも深く
どこまでも暗く
闇はいつもすぐそばで私たちをまっている・・

尾藤誠が恵への遺書を残して自殺を図った。

葵は、尾藤の遺体を見たことと同僚とすれ違いざまにぶつかった衝撃で、16年前の事件に日に不破玲と自分がもみ合っている映像が脳裏に蘇った。

【警察署にて】

誘拐犯は、尾藤恵の当時の目撃証言が曖昧だということを知っていた、そしてその事実を誘拐というリスクを冒してまで明かそうとした。

つまり誘拐犯は16年前の事件の関係者・・

【有村から香坂への着信】

香坂が有村に署内でもえん罪を疑う見方が出てきていること、尾藤誠が自殺と断定されたことを伝えると、あとはこちらに任せて誘拐事件に集中するように、と。

香坂の有村への疑念が・・

【葵と不破・秘密の伝言を隠すベンチで】

不破に、「みつかってよかったね」という暗号がスマホに届いたことを知らせる葵。

この暗号は葵と不破以外に、不破玲も知っていたということがわかる。

その後、警察署で玲の遺品を確認する葵。

そのなかに例の暗号で書かれた「ほうかご こうえんで まつ」というメモが見つかった。

その1ページだけが土で汚れている。

そしてそこにあった玲の遺品のイヤリングを見た瞬間、また葵の脳裏に不破玲ともみ合っているシーンが蘇る。

しかも今回は自分が不破玲の首を絞めている・・・

テレビでは警察が発表していない[16年前の事件の目撃証言が虚偽の可能性が]、という報道がされていて、警察署の電話が鳴りやまない状況に。

一条が有村に指示を仰ぐが、放っておけば騒ぎは収まる、えん罪を認めて警察の信頼を失墜させていったい何になる?誘拐犯逮捕を優先させるように、と言われて終わる。

思い出した記憶から不破玲を殺したのは自分だったのかもと思った葵は、刑事をやめたいと一条に伝えるが、一条はお前は人を殺すようなそんな人間じゃない、退職は認めない、と。

香坂が資料室で16年前の事件の資料を調べ、事件関係者をリストアップし葵に意見を仰ぐがそのリストを見ようともしない葵に、今のあなたは桐生葵か、速水葵か、と問う。

香坂が一条に16年前に速水康夫を犯人だと思ったかと問うと、「一度手錠をかけたら後戻りはできない」という。

香坂が尾藤恵の目撃証言を取った当時の捜査官を尋ねると、16年前の目撃証言を一条が追求しようとしていたことを知った。

実家で、父親の遺品を段ボールから出して調べようとすると、16年前に葵が不破からもらった鈴のきーホルダーが出てきた。

どうして速水康夫がこれを持っていたのか・・・

【警察署】

ネットに葵が速水康夫の娘だという記事が出てしまい、葵は落ち着くまで自宅謹慎となってしまう。

ネットの記事を信じ葵に不審感を抱く同僚刑事に、喝を入れる香坂。
香坂はもう葵の味方!)

葵の素性をリークしてえん罪事件から世間の関心をそらそうという魂胆、これに有村と香坂が絡んでいるのではないかと一条が香坂に問う。

香坂は、そう考える一条と有村の間にはいったい何があったのかと逆に一条に問う。

【尾藤誠の葬式】

葬式に来ていた不破・天草・桃、不破が同じく喪服を着ていた人と肩がぶつかり、その拍子にその人からビー玉が落ちた。

その人とは、雑貨屋の店主。

葵は砂利に絵を描いて遊んでいる恵の娘・志保に声をかける。

この前のウサギさんを描いているという志保。(ウサギさんとは誘拐犯の着ぐるみ)

そのウサギさんが「目を閉じて 耳をふさいて ぎゅーって。誰も入れない。お化けも入れない。」っていうおまじないを教えてくれたからもう怖くないと話す志保。

そこへ葵のスマホに暗号が届く。

「れ い が し ん だ と こ で ま つ」

葵がその場所へ行くと、何者かに後ろから棒で殴られ倒れてしまった。

その瞬間、また新たな記憶がよみがえる。

蘇った記憶
家出をしようとしている不破玲と、それを止めようとしている葵がもみ合っている。その後家に戻り、家にいた父親にそのことを話し、やっぱり探してくると葵は家を飛び出す。そのはずみで落ちた鈴のキーホルダーを父親が拾う・・
(速水康夫の服に鈴が入っていた伏線の回収)不破玲を探している葵が聞こえてくる携帯の着信音の方へ行くとそこに不破玲の遺体があり、そしてその瞬間、何者かに後ろから棒で殴られた葵・・

【警察署】

誰もいない隙に香坂が一条のデスクの引き出しに入っている書類を盗み見する。

そして未送致と判の押された供述調書を見つける。

隠されていた供述調書の内容

2008年7月30日午後8時30分頃、速水康夫の自宅付近の道で浴衣姿の少女が歩いているのを目撃・・

葵が頭を押さえながら警察署の戻ってきて、不破玲の殺害現場で何者かに殴られたことと、その拍子に、16年前も同じように殴られたことを思い出したと香坂に話す。

一度家に帰った時に父親は家にいた。自分がそのことを忘れていなかったら父親は逮捕されなかったのに・・と自分を責める葵に、香坂が先ほど見つけた調書のことをつたえ、「誰かにとって都合のいい真実を作るために消されてしまった、あなたのせいじゃない」と話す。

葵が一条を呼び出す。

小さい頃、怖がりだった葵に一条が教えてくれたおまじないと、志保が着ぐるみのウサギから教えてもらったおまじないが同じだったことから、誘拐犯は一条だと確信してそのことを話す。

何かの間違いであってほしいと祈りながら・・

一条はもう少しで16年前の間違いが正せるはずだから少しだけ待ってほしいと話す。

警察の判断は正しかった、と自分に信じ込ませていたが、葵が父親の無実だけを信じてそれだけで頑張っている葵を見て、自分が間違っていたと目が覚めた。

どんな手を使っても自分が封じ込めた事実をすべて明らかにして、葵をあの事件から解放してあげたかった。

真実は正攻法では手に入らない、自分が手を汚せば済むと思った。

そして一条が、葵を守るために康夫に自供をするように勧め、もう自供する以外に道がないと悟った康夫が娘のために儒教したことを話した。

真実を葬ろうとしているのはいったい誰なのか・・

尾藤誠の遺品を警視庁が押収したことを知った一条は、尾藤との関係の証拠隠滅を図ろうと思った人物の指示であると確信して、ある貸倉庫に尾藤の遺留品が残っているという嘘の情報をながしてその人物をおびき寄せる、と。

夏目が張り込んでいる貸倉庫前に現れたのは有村。

しかし有村は夏目を抱き込んでしまった。

一条のもとに夏目からの連絡はないまま、一条は誘拐犯として逮捕された。

香坂は、一条がおびき寄せようとした人物が有村であることに気が付く。

一条は資料室の鍵と最初から隠されていた供述調書を同じ引き出しにしまってわざと見つけさせた。

そして自分が逮捕されてその動機を供述すれば警察はえん罪の可能性を否定できなくなることがわかっていた。

一条は後のことを、葵のことを香坂に託し、逮捕された。

桃の洋食屋で不破と葵が話している。

玲の事件当日の持ち物に入っていた土で汚れた暗号のノートの話をしている。

犯行現場に落ちていたということは、不破玲を殺した犯人はこの暗号を知っている。

ということは葵を暗号で呼び出して襲ったのは、連続殺人事件の真犯人。

そこへ外出していた桃が帰ってきた・・

葵が落としたメモを拾い渡す桃の手元?を見た葵がわずかに表情を変えている・・

夏目が有村に抱き込まれたことを確信して追及すると、逆に夏目が香坂に「刑事部長を敵に回していいのか、過去の失態がなかったことにはならない・・」とはなす。

有村が誘拐事件の記者会見で、現役の刑事の犯行であったことと、この刑事が16年前の事件で容疑者に自白を強要したことを発表する。

怒った高坂が有村のもとへ行き、

「あなたがしたことすべてを明らかにします」と決別宣言。

不破玲が殺された現場に花を手向けににた葵。

そこで発見したのは、口にビー玉が詰められた女性の遺体だった。
(桃の洋食屋のバイトの子?)

またあのキーボードを打つ手が映し出され、葵の行動とまったく同じ内容が書かれている。

そして、「追い詰められるのはこれからだと彼女はまだ知らない・・」と続く。

 

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・6話「再開」ネタバレ

犠牲とは望むものを手に入れるための対価である
望むものを手に入れる対価は往々にして自分が望むものとは限らない・・

不破玲殺害現場にて女性の遺体発見。

連続殺人事件が再会された・・

逮捕された一条の後任として警視庁捜査一課からやってきた矢吹が、連続殺人事件捜査本部長も兼務、新たに発生した殺人事件は16年前の連続殺人事件と同一犯の犯行である可能性が高い、えん罪であったことも視野に入れて捜査するとマスコミに発表。

被害者
和田瑠璃
半年前からこの町に住んでいる。
死亡推定時刻は5月1日午後8時~10時の間。
和田瑠璃のスマホは壊れていた。
自宅の私物も衣服が数着あるのみ。

これだけ世間が注目している中事件を重ねたということは、犯人は自己統制力が欠けているか、肥大化した承認欲求を持っている、と香坂がプロファイル。

犯行は3件だけではないかも、と話している葵や香坂のところに、

矢吹が「余計な考えは起こさない方が身の為、香坂さんは十分ご承知のことと思いますが・・」という。

この時香坂の脳裏によみがえった記憶

「セオリー通りのやり方だけでは被害の拡大は止められない」と有村に詰め寄るが、有村は「私に法を犯せというのか」と取り合わない。

その結果、香坂の知り合い(おそらく同僚刑事)の麻生が刺され、亡くなった・・・

葵が香坂に、一条が疑っていたのは有村刑事部長ではないか?と尋ねるが、今は目の前のことに注力するだけとしか言わなかった。

【犯行現場】

葵と香坂が事件現場行くと、雑貨店店主(井上)が「このままじゃまた死ぬ」とつぶやき現場を去っていった。

被害者の立場で考えを巡らせる葵

呼ばれた?
夜、足場も悪く何もないこの場所に目的もなく来ない。
被害者は全員土地勘のある住民だから迷い込んだ可能性は低い。
無理やり連れてきたのなら遺体にその痕跡が残る。
被害者たちは犯人に誘導されてここに来た。
自分がされたときと同じように。

葵のこの考えから、香坂は警戒心を簡単に取り除くことができるから、犯人と被害者の間には一定の信頼関係があった可能性が高いと推察。

このやり取りを天草が見ていた・・

【桃の店の前】

和田瑠璃の最後の通話相手が桃であることが判明し桃が任意同行を求めれれた。

桃が車に乗せられるところにも天草がいて、隠れるように誰かと電話で話している。

桃の事情聴取

・和田瑠璃のことは店のお客さんというだけでよく知らない。
・通話履歴はの原因は、店の電話は桃の携帯だからで、最後の電話の内容は配達できるメニューについてだった。
・事件発生時刻は葵と一緒にいた。
(不破と葵が一緒に店にいた時に桃が帰ってきたあの時が事件発生時刻、葵は落としたメモを手渡してくれた桃の手元を見て、表情を変えていたよね)
・映画のシナリオは16年前に読んでいる

最後に葵が「私がすぐにくるってわかってた?それともいつまでも待つつもりで・・?」と桃に問いかけた。

この真意を尋ねた香坂に、葵はアリバイとして話されていた桃と一緒にいた時に、葵が落としたメモを桃は向きをそろえてから葵に渡してきた、と話す。

数字の向きがばらばらの暗号メモ、読み方を知らないと向きは揃えられない。

この暗号についてを香坂に詳しく説明。

不破翔が高校時代に考えた暗号で、その暗号が書かれた紙が不破玲の事件現場に落ちていた。

鑑識で調べたらメモについている土は現場の土と同じものだった。

葵が殺害現場に呼び出されたときもスマホにこの暗号が届いたこと。

場所だけで、時間の指定はなかったから桃にあの質問をした葵。

反応は・・・

桃の店に「殺人鬼」「悪魔は出ていけ」など心無い言葉が書かれた紙がたくさん貼られていて、それをはがしている桃に声をかける葵・・

不破翔が、映像研のほかにあのシナリオを読んだ人間を捜し歩いていているところに天草が出くわす。
(出くわすというより不破が住所をもとに尋ねてきたこの場所に、目的をもってやってきたという足どり)

探しているのは井出尚哉。

雑貨屋の店主である井出は不破達と同級生で当時文化祭実行委員をしていた。
(新事実発覚!)

訪ねたこの児童養護施設はすでに閉鎖になっている。

井出は閉鎖されるまでここに住んでいたよう。

不破が天草に「なぜここに?」と聞くとそりゃ仕事だからと軽く受け流しながら、(天草の)スマホに着信音がなると「まだ仕事があるから」と足早に不破のもとを離れる天草。
(怪しすぎる)

【警察署前】

葵が署内に入ろうとすると、多くのマスコミが葵を取り囲み、警察へ恨みはないか?など聞いてくる。

もみくちゃの葵を助け出したのは有村。

「お父様のこと大変遺憾に思います。どうかあなたの手で我々の間違いを正してください。」

と葵の言う。

有村は香坂に捜査状況を尋ねるが、香坂は毅然とした態度で私から申し上げることは何もないと言い、部屋を出ていこうとする。

そんな香坂に有村は「過去(麻生の死に関わること)は完全に乗り越えられたようで安心したよ」と言うと、「過去はずっと後をついて回りますよ、私にも、あなたにも」と言い去っていった。

和田瑠璃の身辺調査の結果、桃と和田瑠璃には親交があったことが判明。

店のバイトが常連で店長とも仲が良かった、と。

事件当日は8時から配達に出ていて桃にアリバイはないと。

***********

「速水家の裏庭には、遺体が埋まっている」という匿名の通報があった。

調べると、葵の実家の庭に3体の白骨化した遺体とビー玉が出てきた。

なぜここに?罪を着せるため?それ以上にも何か理由があるのか?

葵の頭にある記憶がよみがえる。

・葵がこの町に戻ってくるまでの間、桃が定期的に実家の庭の手入れをしていてくれたこと。(これも伏線だったのかー!)
・桃が和田瑠璃を知らないと嘘をついたこと。
・顔見知りの犯行であれば、警戒心は簡単に解くことができるという香坂の言葉。

桃と話して自白させようとする葵を、香坂が止める。

香坂は、葵が桃が犯人だと思い込んだこれらの事実はすべて状況証拠であること、思い込みの筋書きがある取り調べに意味はないことを伝えるが、葵は人を疑わなければ真実にたどり着けないと言い桃の店に入っていく。

閉店時間まで待ってほしいという桃、葵は店の隅のテーブルに座り待つ。

警察署に戻った香坂が連続殺人事件の犯人像をプロファイル

・同じ凶器と遺体に詰めたビー玉・・・秩序型のシリアルキラー
(桃:店内の備品が整然と置かれている)

高い知能を持ち言葉巧みに人と操る

社会的役割があり、社交的で、二面性を持ち、完璧主義
(桃:駆け込み寺として無料で食事を提供、調理道具はピカピカで整頓されている)

計画性においては警察からの尋問も想定。

足を組んで座るのはリラックス状態
(桃:取り調べの時足を組んで座っていた)

閉店時間となり、バイトの子を送り出し桃と葵の2人だけになったところに不破と天草がやってくる。

不破と天草の食事に葵も同席し、桃の隙を狙って2階の居住スペースに侵入する。

部屋の隅のテーブルに不破のシナリオ「サクリファイス」がある。

それは続きが書かれたものだった・・

葵が桃に手錠をかけ連行していった。

桃の取り調べ

なぜ和田瑠璃を知らないと嘘をついたのか?

→和田瑠璃は半年前に彼のDVを受け逃げてきた子だった。
お金も荷物もなく、駆け込み寺である桃の店に来た。
1カ月前に彼に居場所が見つかってしまった際に、桃は警察に相談しようと言ったが、和田瑠璃が「誰にも言わないで」といった。

和田瑠璃の彼は、桃の洋食屋にも来て、その時に店も荒らされた。
葵に相談しようと思ったが葵は自分の事件のことで頭がいっぱいだった・・
彼の名前は葛城良平、調べればこの話が事実だとわかる。

メモの暗号を何で知っていたのか?
→高校の時葵と不破がやり取りをしているのを見た。

続きが書かれたシナリオがなぜ家にあったのか。
シナリオは店のポストに直接入れられてあった。

16年前、母親は隠居したのではなく自分を捨てて出ていったのだと話す桃。

その時も葵に相談したかったけれど、葵は父親が逮捕されそれどころじゃなかったから、一人で堪えぬいた。

だから辛い時に孤独にならないように駆け込み寺をった・・

ちょうどその時、殺人事件の目撃情報が出た。

午後8時過ぎに白い手袋をしてロープを持ったが殺人現場から逃げるのを見たと。

そして葛城良平から、桃の話の裏も取れた。

桃の逮捕は、葵による誤認逮捕だった。

桃に謝罪をする葵に、葵はただ自分の仕事をしただけという桃。

そこへ夏目が白骨化した遺体のDNA鑑定の結果、1名は桃の母親であることが分かったと伝えに来た。

*************

キーボードを打つ音…

「そして捜査は振り出しに戻る。真犯人は誰なのか。彼女を殺害現場に呼び出した目的とは・・」

シナリオを打っていたファイルを閉じると、パソコンの画面には通報の送信画面が。

キーボードを打っているのと「速水家の裏庭には、遺体が埋まっている」という通報をしたのは同一人物!

【洋食屋前】

心無い張り紙やごみで荒らされた店先を片付けている不破と天草と恵、桃は母親の死を知った日から部屋から出てきていないという。

天草が落書きを落とすために洗剤を探しにこの場を離れた後、ドアが開けっぱなしのタクシーの中からスマホの着信音がなった。

もしも緊急の連絡だったら、と葵が電話に出ると、相手は香坂。

「それは和田瑠璃が持っていたスマホだ」と伝える・・・

タクシーの荷物には白い手袋も・・

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・7話「懺悔」ネタバレ

トラウマは何度でも蘇る
だが決してそれは自分を支配などしていない
どんな過去であれどんな後悔であれ、未来は今ここにいる自分が作る

天草を任意同行で警察署に連れてきた葵、

天草は「和田瑠璃のスマホはタクシーの中で拾った、お客さんの忘れ物かと思っていた」と話す。

和田瑠璃の死亡推定時刻に、天草は1人でドライブをしていた。

2008年7月23日の夜と7月30日の夜(16年前の連続殺人事件発生日)のアリバイを聞くと、そんな昔のことは覚えてないと話す。

天草がタクシーからドライブレコーダーの映像データ(SDカード?)を取り出し葵に渡している隙に、香坂がタクシーのダッシュボードを勝手に開けて中を見た。

天草は慌てて、声を荒げて香坂を制してすぐにダッシュボードを閉め「もういいでしょ」といなくなる
(ダッシュボードに入っているのは、葵の高校時代の写真だよね)

【捜査会議】

タクシーのドライブレコーダーの映像で、事件が起きる3日前に和田瑠璃を乗せていたことがわかった。

和田瑠璃を下した場所には防犯カメラはなく、和田瑠璃のその後の足取りは不明。

天草の手荷物に白い手袋があったことも見ていた葵はそのことも報告。

また葵の実家の庭から出てきた白骨遺体3体のすべての身元が判明した。

・桃の母親 飛鳥万里江
・会社員 沼田晶子(当時28歳)
  4年前に観光目的で望野に来ていた
・大学生 斎藤梢(当時22歳)
  3年前に観光目的で望野に来ていた

香坂が「連続殺人犯はある一定の条件で被害者を選定しているのかもしれない」とつぶやく。

殺害された6名(山名エリカ・不破玲・上の3人・和田瑠璃)の写真を映し出してみると、全員が肩くらいまでのショートヘアだ。

特定の女性像に執着していたことに間違いない。

香坂のプロファイル

シリアルキラーの特性として、同じ場所にとどまらず拠点を変えながら犯行を繰り返すことがある。
山名エリカ・不破玲・桃の母は16年前
沼田晶子・斎藤梢・和田瑠璃はここ3~4年
空白の期間は別の場所で殺人を犯していたのかもしれない・・・

(天草、写真家になる夢をもちどこかに行っていたよね、夢をあきらめて望野に帰ってきてタクシー運転手になったんだよね、怪しい。)

天草を徹底マークしつつ、空白の期間に他の地域で同様の事件がなかったかを調べることに。

捜査会議では明かさなかったことを香坂が葵に話す。

天草のタクシーのダッシュボードに葵の高校時代の写真があったことを。

天草はあなたに固執している、被害者が殺されたのは葵に似ていたから、という可能性がある。

真実の裏には誰のどんな感情が渦巻いているのか・・
私の存在が一連の悲劇を生んでしまったのかもしれない・・

葵がそう考える同じころ、天草はタクシーの中で葵の写真をみながら不敵な笑みを浮かべていた。

【高台のベンチ 不破と葵】

不破が井出尚哉を覚えているか、と葵に聞く。

映画シナリオを読んだ可能性のある人に、和田瑠璃殺害時刻のアリバイを確認しているが、井出だけまだ会えていない、と。

葵は覚えていない

「不破は天草が連続殺人犯なわけがない、天草と一緒にシナリオの内容を考えたことや、みんなとの高校時代の思い出が汚された気がする」と話す不破。

あのシナリオのクライマックス、指切りのシーンは天草のアイディアだという。

ずっと一緒にいようという意味を込めて、主人公の葵が相手と指切りをした方がいいんじゃないかって。

思い当たることがあり、警察署に戻ってきた葵が調べると、被害者の右手が指切りをしたような形になっていた。

天草が犯人であれば、葵が過去に2度犯人と思われる人物に襲われているが、葵が殺されなかったことも合点がいく。

天草は葵に異常な恋愛感情を抱いていた。

手に入れたいが想いは報われず、被害者を葵に見立てて殺した。

遺体をビー玉で彩り、ずっと一緒にいようという意味を込めて右手を整えた。

それと、5年前に望野町とは別の場所でも、この連続殺人犯の犯行と思われる女性の遺体が発見されていた。

福田なつみ 
すでに白骨化していたがビー玉も一緒に埋められていた
SNSで自殺をほのめかしていたため、事件性なしと判断されていた。
ショートヘア
千代田区神田橋に住んでいた

千代田区神田橋は5年前に葵が住んでいたところだ。

【桃の店】

桃が洋食店の営業を再開し、恵と葵が訪れる。

ここで天草はカメラマンの夢をあきらめて4年前に望野に戻ってきたことがわかる。

戻ってくる前は神田橋に住んでいたことも・・

葵が天草を訪ねる

5年前天草が住んでいた神田橋に自分も住んでいたこと、ダッシュボードになかに自分の写真があると知っていることを天草に話すと・・

天草の言葉

葵が好きだったから近くに引っ越した。
ずっと一緒に近くにいたかったから・・
全部葵のせいだよ

【警察署】

天草の犯行と考えるとすべてのつじつまが合うが、証拠がないし今の状況では自供はしないだろうと考え、捜査は24時間体制で天草を張り込みながら逮捕に足る証拠を見つける方針となる。

和田瑠璃のスマホの解析鑑定の結果、データは何も残っていなかったが契約者が「シミズマコト」という架空の人物だったことが報告される。

シミズマコトという名前に一瞬香坂の顔が曇る。

飛ばし携帯を持っていた和田瑠璃が何らかの犯罪に加担している可能性が出てきた。
(飛ばし携帯とは他人や架空の名義で契約された携帯電話。 違法行為に悪用される恐れがある携帯)

香坂が、同じ名義の飛ばし携帯を使った特殊詐欺があったことをみんなに話す。

和田瑠璃の身辺を操作するために、警視庁捜査二課に協力を要請するべきでは、と進言し、自分が適任だから行かせてほしいと矢吹に頭を下げる香坂。

そして、矢吹が有村にそのことを報告すると、有村は香坂に夏目をつけるよう指示する。

【警視庁捜査二課】

和田瑠璃の事件の話をした後、香坂は捜査二課に刑事に「5年前の事件はどうなっている?」と聞くと、捜査は続けているが、まだ手掛かりはつかめていない・・と。

香坂は夏目が自分についているのは有村からの指示で自分を監視していると感づいている。

【天草を張り込んでいる木崎と葵】

葵は木崎から、5年前、有村と香坂と矢吹がみな捜査二課にいたことを聞く。

捜査二課のエリートだった香坂さんが今所轄にいるのはなぜか。

【捜査二課を後にした香坂と夏目】

香坂が寄りたいところがある、と花をもってビルに入っていく。

本部にいる頃に重大なミスをしたとしか聞いていない夏目は、香坂に5年前にここで何があったのかと聞く。

とある場所に花を手向けながら・・

5年前の回想シーン

捜査二課香坂が有村課長に、特殊詐欺組織を壊滅させるには内部に潜入する必要がある、とおとり捜査を提案する。
おとり捜査は認められていない、私に法を犯せと言うのかと、受け入れない有村。
(6話で余計な考えを起こさない方が身のためだ、と矢吹に言われたときに香坂の脳裏によみがえったシーンはここだった!)

有村と矢吹に「リスクが伴う強行手段で、自分のキャリアを無駄にするな、頭を冷やせ」と言われおとり捜査をあきらめた香坂。

そこへ麻生が2人でおとり捜査をやることを持ち掛けてくる。
上の許可が必要だという香坂に、麻生は自分の身内が振り込め詐欺にあった過去を話し、力を貸してほしいと頼む。

それでも香坂は復習と捜査を混同させるなと取り合わなかった。

でも麻生は一人でおとり捜査をやり、結果特殊詐欺グループにより殺されてしまった。

上層部は香坂一人に責任を取らせて左遷し、香坂は望野署へきた。

現場に残されてきた飛ばし携帯の名義が「シミズマコト」だった。

麻生を殺した特殊詐欺組織と和田瑠璃が関わっていた組織は同じグループ・・

【天草を張り込む葵と香坂】

迎車依頼のあった家の前で、天草のタクシーが停まっている。

天草は学生時代どんな人間だったかを聞いた香坂は、天草の社交性や二面性など、今回の犯人像である秩序型シリアルキラーに一致する部分が多くあると考える。

その時、天草がお客を待っていた、その家から女性の悲鳴とガラスが割れる音が聞こえてきた。

それを聞いた天草は、タクシーを急いで出発させ家の前から離れようとしたので、葵は車で天草を追い、香坂は家の前へ。

家の中から出てきた男は、SNSの闇バイトに応募し指示薬に動かされていた空き巣だった。

望野町で起きていた連続空き巣事件の背後には特殊詐欺組織の存在があった可能性が出てきた。

そして、その空き巣の天草が加担している・・・?

香坂が空き巣犯の取り調べを変わり、家の前に止まっていたタクシーは指示薬が手配したことがわかる。

【恵の家】

恵が書類を封筒に入れていると不破がやってくる。

恵にも井出尚哉のことを聞く不破。

恵が父の葬儀の芳名帳に井出尚哉の名前があったことを思い出しそのことを話すと、不破も尾藤の葬儀会場で肩がぶつかった際にビー玉を落とした人物のことを思い出した。

不破は芳名帳に書かれた住所(井出の雑貨店)を訪ね、しまったシャッターをノックする。

それから再び井出尚哉が育った児童養護施設に行き、そこで天草が観光客らしい女性と閉鎖されているはずの施設内の建物の中に入っていくのを偶然見かけ、そのことを葵に伝える。

**********

有村が刑事部長の自室で誰かと電話で話している

「いいか、もうこれが最後だぞ・・」

**********

葵が木崎と夏目とともに不破が待つ児童養護施設前に行く。

夏目は葵たちの目を盗み有村に状況を報告(天草が入っていった部屋に突入するつもりだということ)、すると有村は「捜査令状なく勝手に中に入るのは建造物侵入罪だと言って突入を止めろ!」と指示する。

夏目はそのことを葵に伝えるが、葵は毅然と「私が責任を取る」という。

夏目はそんな葵を見て「自分が正しいと思うことをするべきだ」と考え、葵の突入に同行する。

その部屋は、特殊詐欺のかけ子が詐欺の電話をかける「ルーム」と言われるところで、10人前後の若者が電話をかけたりしていた。

一番奥に隠れていた天草が部屋から逃げだし、葵は天草を追う。

追い詰めた天草になぜ、と問うと、また「葵のせいだ」という。

天草の供述

金に困っている時に紹介されたバイトが詐欺だって気づいたのは報酬を受け取った後だった。

組織から逃げ出したくて4年前に望野町に逃げてきたけど結局見つかってしまい、ここでかけ子や空き巣の見張り役していた。

和田瑠璃は逃げ出そうとしたかけ子で、タクシーにスマホがあったのは組織に返しておいてと渡されたから。

和田瑠璃が殺された時間はかけ子たちとルームにいた。
連続殺人も自分は関係ない、本当に何も知らない、信じて欲しい・・

「葵のせいだ」といったいた天草に「天草自身の弱さのせいだ」といい手錠をかけようとしたところに香坂が現われた。

葵たちと別行動をしていた香坂は、天草の指紋と、麻生が殺された現場に落ちていた飛ばし携帯の指紋が一致したことがわかり、天草がいる児童養護施設に来ていた。

そして、ものすごい剣幕で「麻生はお前が殺ったのか」怒鳴りながら、天草に拳銃を向ける。

矢吹から突入とかけ子逮捕の報告と、児童養護施設の所有者が尾藤恵だったことを知らされた有村は天を仰いだ
(有村はそのこと知ってたね・・)

 

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・8話「犠牲」ネタバレ

決断とは未来の選択である
何を守り何を捨てるか・・
その選択で人は前進していく
ただし、一度捨てたものは二度と取り戻せない・・

(なぜ今更有村は尾藤誠の死体検案書を手にしている・・?)

【児童養護施設】

麻生を殺したのは天草ではなかった。

現場にはいたが、誰かに見られたことを上の人間に報告したのみ、その後事件のことを知ったが組織は無関係だと。

天草は、末端は上の人間のことを知らないけど、1人だけ顔なじみの先輩がいて、その人以前「俺は刑事を殺した」と言っていた、と話す。

その男と一人で接触しようとする香坂に、葵は香坂が無茶をしないように夏目を同行させる。

香坂は葵に連続殺人犯がしっぽを見せるかもしれない、逮捕が近いと感じているとしたら大胆な行動に出る可能性があると言い残し、夏目とともに天草を連行。

香坂と夏目の監視のもと、天草が顔なじみに先輩という男に電話をかけ呼び出す。

現われた男(酒井)を香坂が取り押さえる。

刑事を殺したというフレーズがかっこよくて言っていただけでやってない、やったのはハルクという幹部の人間だという。

【16年前の事件現場】

なぜ自分だけ殺されなかったのか・・自分が追うべき真実とは・・

遺体発見現場に献花しながら考えた葵は自分がおとりとなることを決め、犯人にメモを残す。

【望野署】

尾藤恵に、特殊詐欺グループのアジトとして使われていた児童養護施設が恵の名義であったことについてを聞く木崎。

詐欺組織と交流があったのか、一人でどれだけのことを抱え込んで死んでいったのか、もう父のことがわからないという恵。

【井出雑貨店】

店の前でやっといでと会うことができた。

不破が自分を覚えているか聞くと「不破玲」と一言。

16年前に映画のシナリオを読んだのかと聞くと「悪くはなかった。書いた意味あったな」といい店の奥へ入っていく。

【桃の店】

不破・恵・桃に呼び出されやってきた葵。

不破が井出尚哉に会えたこと、井出が16年前に映画のシナリオを読んでいたことを伝える。

そして、以前井出のことを知らないと言った桃に、井出雑貨店の前のごみ袋にこの店で使っているテイクアウト用の容器が入っていたことを伝え、本当は交流があったのではと問う。

桃は引きこもり支援のボランティア先の一つなだけで、同級生とか知らなかった。

井出は「親戚が残したこの店があるから何とかやっている、世の中に興味がない」と話していたという。

この前久しぶりにご飯届けに行ったら「もう二度と来るな」、と拒絶された、と。

【望野署】

児童養護施設(ルーム)に続く道の過去の防犯カメラ映像を確認していた酒井がハルクと思われるバイクが通ったのを見つける。

バイクのナンバーから割り出した持ち主が誰かを確認した香坂が

「これですべてが見えました」

後輩の死の真相に迫る香坂が無茶をしないか心配する夏目に、彼はこの日のために刑事を続けてきたのだからきっと大丈夫、と葵。

香坂が向かったのは、有村のところ。

ハルクは有村の息子(有村潤)だった。

有村は自分の保身のために刑事を殺した息子をかばい、犯人逮捕に熱を上げる香坂を自分の息がかかった望野署へ左遷した。

有村が操れる立場にあった尾藤誠の所有物件を、有村の息子が特殊詐欺のルームとして使っていた。

有村は特殊詐欺にどこまで関与しているのか・・

有村は香坂に、16年前えん罪を招いたことは事実だが必要な決断だったということ、権力者や犯罪者と渡り合わなければならない警察には清濁併せのめる人間が必要であることを熱く説く。

警察組織の上に立つことに固執した有村が、自分と一緒にこの組織の上を目指して組織の改革をしようと香坂を誘う。

それに対して香坂は、多くの犠牲の上に成り立つ正義など存在してはならない、あなたに人の上に立つ資格はないと切り捨てる。

最後に一人の刑事としてできることを考えて欲しいと言い残し、部屋を去る香坂。

【事件現場】

すでに枯れている葵が献花した花束を見下ろす人影・・

その後、ここにやってきた葵が、同じ場所に新しい花束が置かれているのを確認し竹林の奥に入っていく。

歩きながら、カーブミラーで誰が跡をつけてきているのを確認

【望野署】

香坂と夏目は捜査本部で有村の息子の捜査に専念することに。

香坂のスマホに葵からの着信

「今何者かに追われている、私を殺せと挑発した。不破玲殺害現場から望野神社方面に歩いているところ、この機会を逃すつもりはない」

といって電話を切る葵。

香坂はこれ以上の犠牲は会ってはならないと、葵のもとへ駆け出す。

犯人につけられていた葵が曲がり角を利用して振り返り犯人に対峙する・・・

相手は不破だった。

不破が言うには葵が犯人にメモを残したのを見て、自分も犯人を突き止めようと葵を見張っていた。

葵をつけ狙う何者かを見つけてその跡を追ったが途中で見逃してしまい、そのあと葵と鉢合わせた。

その人物は黒のパーカーを着てフードをかぶっていた

無茶なことをする葵に「チームを信じ正しい道を進み、命を守ることが何より大切」と諭す香坂。

【尾藤コーポレーション】

恵が町の住人に協力を仰ぎ、新たにたくさんの防犯カメラを設置できる見込みであることを伝える。

そして、桃も知り合いを誘って自警団を結成したということも不破が話す。

その自警団が夜道を歩く女子高生を家まで送っていた時に黒いフードをかぶった男が跡をつけてきたという。

恵の協力で防犯カメラの映像を確認した不破が、男のしぐさ(肩のあたりをさわる癖)からこれは井出尚哉だという。

井出尚哉に話を聞きに行こうとした葵のスマホに犯人と思われる人物から暗号のメッセージと地図が送られてきた。

「いますぐこい」と。

井出から話を聞くために井出雑貨店についた葵と木崎。

鍵のかかっていないドアを見つけ建物内に入る葵。
室内の壁に連続札事件関連の新聞の切り抜きが至る所に貼られている。

そして、地下室にはシナリオの続きを打っていたパソコンが。

葵がマウスに触れたとたんにビー玉が転がるからくり装置が動き出し、床にビー玉が転がり落ちる。

その床には葵が書いた暗号のメッセージが落ちていた。

【望野署の前】

「殺人をした、何人だっけな・・」と井出が自首した。

【香坂と夏目】

とあるマンションを張っていた香坂と夏目が有村潤を発見し後を追うが、あと少しというところで、有村刑事部長の車が有村潤を乗せ走り去る・・

有村潤は「危なかった~!いつも悪いね~」と軽い態度。

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・9話「反転」ネタバレ

心は誰にも覗けない・・
自分自身の心でさえ、正確にはつかめない。
胸の内の真実は、瓶の中のビー玉のように誰にも取り出すことはできない

自首してきた井出がすべての殺人を認めた。

なぜ今自首してきたのか?

理由はないけど強いて言えば、飽きたから。

和田瑠璃を殺したあと、家でニュースを見た時にもうワクワクしなくなったと感じたから。

井出は警察を馬鹿にしたような態度で「何でも聞いてください、でも退屈な質問はキライだ」と。

有村潤が検問をすりぬけ、、捕まえられない

井出尚哉が自首してきたことを香坂に伝える葵。

状況証拠から井出で間違いないと思われるが、なぜ自分に執着しているかがわからず腑に落ちないことを伝える葵。

木崎に代わり取り調べをする葵。

すべての真実を残さず明らかにする。

たとえその先に大きな闇が待ち構えていようと、すべて償わせる。

井出尚哉が取り調べで話した内容

犯行は不破翔の映画シナリオに影響されたものか?影響とは心外だ。俺が正しい形で作り上げた。スリリングでみんなの形に刻まれるものを、その結果日本中が夢中になった。

シナリオを洋食屋に送ったのは?もちろん自分。映像研のたまり場だからみんなにもシナリオを読んでほしくて。

遺体には指切りしたような形跡が残っていた、その意味は?指切りは崇高な儀式だとおもって。ちょっとした遊び心。

神田橋の犯行、なぜ一軒だけあの場所で?あなたが住んでいた場所だから。

10日前、私を犯行現場に呼び出して背後から襲ったのもあなた?うん

16年前も?もちろん。

なぜ私を殺さなかった?私に執着ているのはなぜ?私に何度も暗号を送り付けた理由は?

がっかりだよ、わかってなかったのか。残念だな。

自分の胸に手を当てて考えてみればわかるでしょ。

ねえ、誰が一番ショックだった?やっぱり不破玲が死んだとき?

有村刑事部長が息子とともに逃走している件と、16年前から続く連続殺人犯を逮捕した件。

公表のタイミングを見計らって警察組織へのダメージを最小限にしたいと考える上層部から、急ぐ必要はないから徹底的な裏図家捜査をするよう指示が入る。

桃の洋食屋で不破と恵と桃に井出尚哉が自首してきたことを話し、井出と自分との接点がわからない、と伝える。

当時、文化祭実行委員をしていた友人から、井出尚哉がこの映画の主役は誰がやるのかを気にしていたと聞いたことを思い出す恵。

それだけでその時に葵に目を付けた?

天草なら葵のことを誰よりも知ってるかも。

天草に井出尚哉と自分との接点がないかを聞く葵。

天草はわからないけど、そこまで執着があるなら写真などを手元に残しているのではないかと話す。

天草に、映画の最後に指切りのシーンを入れたのはなぜかと聞くと、当時たまたま見かけた葵が誰かと指切りをしているシーンが印象的だったからと。

それを聞き、葵が何かを思い出した様子の葵。

有村を追う香坂と夏目が、有村潤は不動産会社社長の弱みを握り、ルームとして使う複数の物件を提供させていたという情報をつかむ。

そのどこかに有村親子が身を隠しているのではないか・・

その頃、有村親子はどこかのビルの屋上でにいた。

有村が息子にこれまでやってきた悪事を隠さずすべて話させると、尾藤誠の名前を口にする有村潤。

これは俺の罪ではなくおやじの罪だけどな・・

すべての罪を書き留めたメモ帳と有村潤に持ってこさせていたすべての証拠となるものを一斗缶にいれて、火をつけると見せかけて、息子に拳銃を向ける有村

これは証拠としてすべて残す。

お前を殺してすぐに俺も死ぬ。この証拠をすべて残しておくことが、親としてのけじめだ。

この時有村が思い出していたこと

香坂の後輩刑事・麻生を殺した有村潤がその直後に有村に助けを求め、犯罪から足を洗うことを条件に息子の犯行をもみ消したこと。
(麻生を殺したのは自分の息子だって、知っていたのね)

足を洗ったはずの息子が「ルームに警察が押しかけて来るのを止めて欲しい」とまた助けを求めてきた時のこと。
(伏線回収:夏目に「捜査令状なく勝手に中に入るのは建造物侵入罪だと言って突入を止めろ」と命じて阻止しようとした時、その前に「これが最後だぞ!」電話で話していた相手は息子だった)

「俺が守りたかったのはお前じゃなく自分の立場だ」と言い、いよいよ銃の引き金を引こうとしたその時、香坂と夏目が現われた。

けじめとは罪や被害者と向き合うこと、刑事としての誇りが残っているのなら、死なずに罪を償ってほしいと有村を説得する香坂。

有村は観念して、香坂達に身柄を確保され、有村の希望で望野署にやってきた。

そして尾藤恵に自分と尾藤誠との関係を白状した。

有村が白状した尾藤誠との関係

当時尾藤誠は複数人にわいろを贈っていたことを知った有村はそれを彼の弱みとして利用してきた。

16年前の事件で、恵の目撃証言の時間を変えさせたのは有村。

有村の息子も尾藤の弱みを知り、尾藤に防犯カメラの映像を消させたり、ルームとして使うための物件を提供させたりしていた。

逮捕直前に息子が尾藤に接触し、自分たちのことを警察に話したら娘(恵)を殺すと脅した。

そのことで尾藤は追い込まれ自ら命を絶った。

すべては私と息子の責任、申し訳ございませんでした、と恵に謝罪。

葵が香坂に井出の取り調べ状況について説明する。

ひとを喰ったような言動を見せつつ、供述には一貫性がある。

でも自分への執着という点だけがわからない。

香坂が取調室に入る。

井出の行動の癖などプロファイルする香坂が、あなたは感情が表に出てしまう、無防備な人間ですね、と井出に言う。

井出が勝手にストーリーをつくらないでほしいと言うと、香坂がこう返した。

「現実とフィクションの区別がつかない幼稚なあなたに、その言葉をそっくり返す。

あなたは犯人ではない、桐生刑事(葵)もあなたのことを犯人だとは思っていない。

犯人の人物像と一致しない、自分がやったと主張するただの目立ちたがり屋だ!」

この香坂の発言に、どういうつもりであんなことを行ったのかと尋ねる葵。

香坂は井出の犯行である可能性は極めて高いが、彼の意図が何であろうと葵に相手にされていないというこの状況が彼には耐えがたいはず。

この挑発で彼は動きを見せるはず。

井出が葵に話があると。

「俺の作品が埋もれたまま泣いているから、放っておかないでくれって悲しむ声が聞こえるんだ」と井出。

これを聞いた葵は井出に「他にも犯行を?」と尋ねる。

「遺体はどこにあるでしょう、これはクイズ」とこの状況を楽しんでいる様子の井出。

この井出の発言は、捜査を長引かせるためのはったりだという矢吹課長。

それに対し香坂は「自分の犯行ではないと言われた直後に別の犯行をほのめかした。その狙いは、すべてが自分の犯行だと証明して見せることだ」と。

そう考え、見当をつけた井出雑貨店の裏庭を捜索すると、口にビー玉を詰められた女性の遺体が出てきた

葵が井出の犯行の様子を想像して違和感を抱く・・・

女性の名前は相川由香で、和田瑠璃殺害のちょっと前、夜に宿を探していた彼女を現場に誘い出していつものロープで殺したと供述する井出。

葵の感じた違和感は・・あの場所までどうやって誘ったのか。

夜に女性の警戒心を解き、周囲に宿泊施設もないあの雑貨屋に誘い込む、そんな社交性が井出にはない。

そう話しているとき、取調室に入ってきてた夏目が「新たな遺体が見つかった」と。

死亡推定日時は2日前の夜、ビー玉と首を絞めた跡、同一犯の可能性が極めて高い。

井出にあなたがやったのかと聞くが、井出は断言できず対応に困っている様子。

この新たな遺体発見の情報は井出を動揺させるための警察が仕掛けた罠。

犯人なら断言できないわけがない。

あなたに私への執着なんてない!

あなたは連続殺人の実行犯じゃない!
(ここから犯人から実行犯という言い方に変わるね、めちゃ意味深だね)

井出の犯行ではないことを矢吹課長に報告する。

井出は実行犯から詳細な情報を吹き込まれていたか、または当初から詳細に知る立場にあったか、、

井出尚哉の人間関係を徹底的に洗いなおせば犯人の手掛かりがつかめるはず。

本部の人間が井出を引き取り記者発表前に送致することに決めた今、井出が引き取られるまでに供述を取らなければならない。

真犯人は誰か・・

ホワイトボードに葵を除く映像研4人の写真と情報

映画シナリオを読んでいて桐生葵とも強い関係がある人物

天草勇樹・・特殊犯罪にかかわっていたことでうやむやにされたが、この事件のアリバイは立証されていない。葵への執着は誰よりも強い。

飛鳥桃・・一度被疑者として浮上した人物。母親も16年前に殺害された被害者。ただその社交性等犯人像と合致する点も多い。

不破翔・・ビー玉についての記載がある映画シナリオを書いた張本人、捜査を混乱に陥れた男。

尾藤恵・・父親の件で振り回された被害者とみていたが、不破玲殺害の際に現場付近にいた人物でもある。

以前、和田瑠璃殺害現場から立ち去る男の目撃証言をした女性に、葵が再度聞き込みに行く。

目撃した詳しい時間を再度確認すると、夜8時過ぎで間違いないと。毎日その時間にあの場所を通っていたことを確認。

もし目撃されたのが井出尚哉なら、井出は誰かをかばうためにわざとその時間にそこに現れた・・

この時、天草が言っていた、執着しているなら手元に写真など何かを持っているのではないかという言葉を思い出し、何かひらめく香坂と葵。

【高台のベンチ】

不破翔が一人ベンチに座っている。

横にはロープ。

【警察署】

井出が連れていかれる直前、香坂が井出の耳元で何かを囁くと、井出が急に大声で叫び出した。

「違う!俺だ!俺だー!!」

香坂がささやいたのは真犯人の名前と思われる・・

葵は井出雑貨店の地下室に行き、何かを探してる。

そこへ誰かから電話。

何かを見つけたと思われる葵が「私もちょうど会いたいと思っていた。」と応じる。

この電話の相手を犯人だとあたりを付けている葵が、香坂に電話しそのことを伝えようとしたときに後ろからロープで首を絞められてしまう。

そして高笑いする女の声。

真犯人は・・飛鳥桃だった。

「あーやっとこうして向き合える驚いた?でも葵、最低だね。破ったでしょ、私との約束

 

 

約束16年目の真実最終回あらすじ・最終話「未来」ネタバレ

人生の結末を知ることはできない
どんな最後か、いつ結末が来るのか、
それを知らずにただ運命のページをめくり続ける。・・・

9話のラスト、桃が葵の首にロープをかけたシーンの続きから。

「あーやっとこうして向き合える驚いた?

でも葵、最低だね。破ったでしょ、私との約束

首のロープが外され、突き飛ばされた葵は、手に持っていたスマホを香坂と通話状態にしたままポケットに入れた。

警察署で葵と桃との会話をじっと聞いている香坂。

香坂が木崎と夏目に、葵が真犯人の飛鳥桃と一緒に井出雑貨店にいることを伝える。

井出雑貨店に急行した木崎と夏目。

すでに葵と桃の姿はなく、裏庭に葵のスマホが落ちていた。

望野署では本部に連れていかれた井出が呼び戻され、飛鳥桃逮捕に向けた緊急配備が告げられた。

【監禁された葵と、桃の会話】

スタンガンで気を失っていた葵が目を覚ますと、倉庫のような暗くて広い場所で椅子に縛り付けられていた。

葵が桃に、「私に執着していたのにどうして関係ない人を殺したの」ときく。

桃の狂気のストーリー
(1人目の殺害まで)
母親から虐待されていたり、普通に動物を殺したりしていたし。葵の代わりに他の人を殺して補っていた。すべての始まりは不破の映画シナリオ。葵が主人公ってどんな感じなんだろうってドキドキして読んだ。

突然ロープで首を絞めて殺してその口にビー玉を詰める、なんと美しく官能的って思った。

終盤で主人公が首を絞めれらるシーンを読んだときは葵が苦しむ顔を想像して興奮した~♪。

本当に感動して、殺人衝動が湧いてきた。

葵の苦しむ顔がいつも頭から離れなくなって、まずは私なりに練習したの。

葵の面影が少しでもある人で自分でも殺せるやり方考えて実行した。

結構簡単にできて、ビー玉を詰めて見たらすごく美しくて達成感もあったからもう一回やろうって。不破玲を殺したのも、葵に似ていたから。

桃の狂気のストーリー
(2人目・不破玲殺害について)
たまたま家出をしようとしてる玲と葵がもみ合っているところを見かけたら、殺したい衝動が湧いてきた。急に思いついたからロープがなかった。その時、葵のお父さんが殺人犯として疑われたら、葵が見たことのない顔を見せてくれるかも。私を頼ってくれるかもって思いついて、葵の家の庭からロープを持ち出して玲ちゃんを殺した。

ビー玉詰めて、この命、無駄にしないからって指切りした。

この練習は必ず活かすからね」って。

ルーズリーフの暗号が落ちていて、見ていたら葵がすぐに戻ってきた。

私の作品を葵に見てもらえる♪

葵の反応を間近で見られるともったら、もう興奮が抑えれれなくて。

でもその時自分のミサンガがないことに気が付いて、自分の犯行だってバレちゃうから葵を後ろから殴った。

最高だったな~、あの時が一番興奮したな~♪

終始、「私何か悪いことした?」って感じで話す桃。

葵がいい加減にして、と話を制止すると、

え?もう聞きたくないの?そんなに怒んないでよ、殴ったのは謝るから」と。

葵のお父さんが本当に逮捕されてそのまま死んじゃった時には「全部解決じゃん♪」って。

でもその結果葵が町を出て行ってしまい悲しかった。

だからもう殺人はやめようって思ったけど、最後に母親だけは殺しておかないとって。
(桃・3人目の殺人)

殺した死体をどうしようかと困っていた時に救世主が現われた。

井出尚哉・・・

(ここからは桃が葵にする話と、井出が香坂にする話とが交互に出てきて、ストーリーがつながっていくので、ドラマの映像の順番通りに記載します)

【警察署の取調室・井出尚哉】

井出尚哉の桃への思い①

井出尚哉が飛鳥桃をかばった理由は「俺を救ってくれたから」

事件が起きた1年くらい前に、親に捨てられ、施設でいじめられ、行き場のない自分に声をかけてくれた。

お互いに親からの虐待の話をした。

彼女のお店にもいくようになった。

この世界に俺の居場所を作ってくれたんだ。

だからあの夜(桃が母親を殺した夜)、虐待する母親に立ち向かった彼女を救った。

【監禁された葵と、桃の会話】

葵がこの町に帰ってきたら見つけてくれるかもって、母親の死体は葵の家の庭に埋めた。

葵が死体を見つけてくれますようにって願いながら、落書きの掃除までやったんだよ、と得意気に話す桃。

彼(井出)は何の見返りも求めず、全部思い通りに動いてくれた。

映画シナリオの続きも彼が書いてうちに送ってくれた。

【警察署の取調室・井出尚哉】

井出尚哉の桃への思い②

俺がすべての罪をかぶってでも、彼女(桃)を守らないと、って。

事件の真相にたどり着かないように桐生葵をけん制したりした。

捕まれば彼女は死刑になるから・・

生きててほしかった。

ほんのちょっと何かが欠けているだけなんだ・・・

香坂は井出に、「あなたが彼女をかばったせいで彼女は犠牲を生み続けた、同情の余地はない」と言い捨て、取調室を出た。

【監禁された葵と、桃の会話】

桃の狂気のストーリー
(4人目以降の殺人)
葵が町を出た後はなにも感じなくなった。5年前に都心に葵の様子見って、葵に気が付いてほしくて近くで殺してビー玉詰めてみたけど、気づいてもらえなかった。でも思いが通じて葵が町に帰ってきてくれた♪嬉しかったなー♪

私はこの町で葵を殺したかったんだって再確認できた!

もう興奮しちゃって、また人殺しちゃって。
(恍惚とした表情の桃・・狂ってる)

葵の見てほしかったから、死体を隠すのはやめた。

他の作品を見てほしかったから葵の家の裏庭に死体があることを彼(井出)に通報してもらった。

私がターゲットならどうして最初から私を殺さなかったのかと言う葵に、

「殺さないよ。私たちは親友だよ。親友をころせるわけないでしょ。」

親友ということばに反応しない葵に、「やっぱりあの日の約束忘れたんだ・・」と桃。

桃の狂気のストーリー
(約束について)高校の時、葵とずっと一緒にいられたらな、と話す私に葵は「いつまでも親友だよ」っていってくれた。私は嬉しくて「私、この町で絶対にいい作品をつくるから楽しみに待っていてね、約束って指切りした。この町で葵を殺すって約束したんだよ。いつか不破君のシナリオに沿って、最高の作品を作り上げるって約束したでしょ。

だからその日のために練習してきたんだよ。

ずっと苦しかった、葵を殺したいのに、親友を殺すなんてできない。

それなのに葵は親友の私を軽蔑するような目で見て逮捕しようとした。

待ってるって約束したのに

忘れちゃったなら親友じゃないね。

殺していいね。

【警察署】

飛鳥桃がレンタカーを借りていたことを突き止めた。

しかし香坂は飛鳥桃は遠くには行かずこの町ですべてを終わらせるはずだという。

飛鳥桃は高い計画性で犯行を行う完璧主義者、真のターゲットは桐生葵でこの状況はあらかじめ計画していたはず。

結末は・・飛鳥桃の犯行の発端が映画シナリオなのなら、そこにヒントがあるとシナリオを見返す香坂達。

犯人の心理をプロファイル・・

ここで描かれる犯人の感情は悲しみ・・・

悲しいことがあったら北見が丘に登り景色をみるといい」という望野の言い伝えを思い出す香坂。

【監禁された葵、と桃】

ついに終わりが来るなんて悲しいな、と言いながら葵の首にロープをかけた。

この瞬間を堪能しているかのような表情で葵の首を絞める桃。

そこへ香坂達刑事がやってきて桃を突き飛ばす。

あぁあ、もう台無し!もういいや、サイアク」と桃。

桃の背後から不破が近づいてきて桃をナイフで刺そうとするが、葵がそれを体を張って制止する。

不破君が罪を犯すことを玲ちゃんは望んでいない、彼女は裁かれるべきだ、と。

桃は「葵は私を助けてくれたのね・・・」とうっとりした顔で葵を見つめたまま

葵によって手錠をかけられた・・・

【警察の屋上・葵と香坂】

もっと早く気づけていたら・・と悔いる葵に、

香坂が事件について語る

飛鳥桃は完全な二面性を持ち、身内さえも平気で殺すシリアルキラー。

近くにいる人間ほど気付くことができない。

映画シナリオによって桃の殺人欲求が目覚め、主役である桐生葵のそれが向けられた。

もし主役が別の人物ならターゲットも変わっていた、それだけの事。

あなたが背負うことではない。

これ以上大切な人を失わないよう、強く生きる。

見るべきは未来だ・・・

葵が不破玲が殺害現場に花を手向けていると、一条から連絡がきた。

この事件解決により、一条も不起訴になった。

葵に、事件解決をしくれたことと、この町に戻ってきてくれたことに改めてお礼を伝えた。

そして有村から葵に渡すように頼また、と葵の父が留置所で葵にあてて書いた手紙を渡した。

速水康夫は最後まで葵のことを考え続けていた、16年間申し訳なかった。と頭を下げた一条。

葵は父親からの手紙を読んだ。

手紙の最後には「いつか真実が明らかになる日を信じたいと思う・・」と書いてあった。

葵は「父さんの言う通り真実明らかになったよ、約束果たしたよ・・」と父への言葉をつぶやいた。

*******************

香坂は本部に戻ることが決まった。

香坂は葵も一緒に本部に行かないかと誘うが、葵はこの町を守ることが私の責務だと思っていると。

またいつか、と別れた香坂と葵。

*******************

不破はこの町のことを記録として残したい、明るい希望の物語を書きたいと。

シナリオができたら葵と恵に一番に読ませる、またいつかこの町で!と約束する3人。

ラストシーン

応援要請を受けて香坂が担当する事件に加わる葵。

香坂のプロファイルと葵の推察力で捜査を始める・・・

この2人の新たなストーリーに期待できるラストでした。

映像研究部が高校時代だった頃のストーリーと演じている若手俳優達のプロフィールを確認>>

 

約束16年目の真実ネタバレ・最終話を終えて考察まとめ

(1話)「ミステリーを解くには余計な思い込みや先入観を捨てることが大事」という高校時代の不破の言葉
このミステリーのトラップは思い込みと先入観?)【9話追記】
犯人は男だと思い込まされていた!
そして桃は母親が殺されているのだから被害者という先入観で、犯人候補から外してしまった。

(1話)課長の一条と葵の父康夫の約束は、葵を守ることだけではない。ほかにも事件に関わる重要な約束があるのでは?

→ 約束は葵を守ることだけだった。一条はその思いがとても強かった。

(1話)16年前に突然いなくなった桃の母親は事件に関係している。
(葵の父親が事件現場にいたという目撃証言をしたのは桃の母親ではないか、と思ったが違った・・)(6話)桃の母親は16年前に殺害されていた。桃は突然いなくなった母親に捨てられたと思い込み、悲しみを乗り越え駆け込み寺をやっていた。【最終話で語られた真実】
桃は母親から虐待を受けていた。母親を殺したのは桃。
(1話)一条は葵の行動をチェックしているのは何か別の理由がある。一条は葵の味方。

→  条は16年前、葵を守るためにも速水康夫に自供を勧め、その結果康夫は獄中死してしまったということで、葵を守ることへの使命感が強かった。

有村について

(1話・2話)警視庁の有村は、16年前の事件がえん罪だと知っている。
それを暴かれないようにするために葵の監視をしている。

(5話)えん罪だと知っているどころか、情報操作して速水康夫を犯人に仕立て上げた張本人!

【9話追記】
有村は16年前の事件に関与している部分は恵にうその証言をさせたことだけでした。

息子の悪事を隠蔽していた罪を認め、責任を取って息子を殺して自分も死のうとしたが香坂に止められ、自分の犯した罪と向き合うことに。

尾藤恵に尾藤誠の弱みに付け込んでうその証言をさせたのは自分だと謝罪した。

 

天草について

(2話)天草と不破は16年間ずっとつながっていた。
→この読みは違った。
(5話)天草が全く出てこなかったことが何か引っかかる・・・
(6話)ついに天草怪しさマックスに。不破が井出尚哉を探している閉鎖された児童園でばったり会ったり、殺害された和田瑠璃のスマホをもっていたり。でもこれも桃と同じで結局は違いましたで終わりそう・・
→連続殺人とは関係なかったけど、これまでのなんだか怪しい行動(こそこそ電話したり、閉鎖された児童養護施設にいたり)は特殊詐欺に加担していたからということが判明。

尾藤誠について
(2話)尾藤コーポレーション社長(尾藤恵の父)は16年前の事件の真相を知っている。
(3話)尾藤犯人説浮上

→梅崎若菜殺しの犯人だったけど、16年前の連続殺人犯ではなかった。
→有村刑事部長に頼まれ、16年前に娘の恵に虚偽の目撃証言をさせていた。
怪しさナンバーワンの雑貨屋の店主・井上尚弥も34歳!(葵たちと同級生)。
ついに、5話から雑貨店店主と事件の関係に迫り始める。(5話)不破と肩がぶつかった際にビー玉を落とした!事件に深くかかわっているのか!(6話)葵たちと同級生で文化祭実行委員としてシナリオを読んだ可能性が高いことが判明! 和田瑠璃殺害現場の捜査のを見ていた井上が「このままじゃまた死ぬ」とつぶやいている。

(7話)不破が井出を探し続けているが、まだ表れない・・

(8話)井出雑貨店の地下室に潜入した葵が見たものが、事件関係の新聞の切り抜きが壁の至るところに貼られ、映画のシナリオの続きが打たれパソコンとビー玉を転がす装置・・
そして葵が犯人に残した暗号メモも落ちていた。
葵が井出雑貨店にやってきたのと入れ違いにになるように井出は望野署へ自首をしに来ていた。

【9話追記】
やはり井出尚哉は実行犯ではなかった。
誰かの犯行の手助けをしているのか・・
誰かの犯行をかばっているのか・・

その誰かは、飛鳥桃。

【最終話で語られた真実】
高校生の時、親に捨てられ、施設でいじめられ、居場所がなかった井出を桃が救った。

桃が自分母親を殺した後、偶然店を訪れいきさつを知り死体の処理を手伝ってい以来、桃の犯行の手伝いや犯行をごまかすためにわざと犯行現場近くをふらついたりしてきた。

井出は自分が罪をかぶってでも桃を救いたかた。

 

桐生葵が不破玲を死なせてしまったのか?
・不破玲が亡くなったのがお祭りの日で葵の家の近くだった
・葵は事件前後の記憶がない何者かがそれをごまかすために死体を1件目の事件と同じ状態にして連続殺人を装った。偽装工作をしたのは1件目の被害者にビー玉が詰められていることを知っている誰か、ということは1件目の犯人か警察関係者?
→葵の記憶が少しずつ蘇り、葵が不破玲を死なせたのではなかったことが分かった。

連続殺人事件と香坂の過去の事件が関係してる!

7話の予告に二つの物語が交錯するとあります。
ふたつの物語とは、連続殺人事件と香坂が関わった5年前に事件(同僚刑事と思われる麻生が刺されたシーンが出てくるあれ、)

→特殊詐欺犯罪で香坂の5年前(麻生が殺された事件のこと)と和田瑠璃の関係は結びつき、そこに天草も関与していることまで明らかになったが、それと連続殺人事件は関係していない。

特殊詐欺グループの幹部が有村潤(有村の息子)だということが判明。

有村の言うことを聞く尾藤誠が所有していた児童養護施設がルームとして使われていたり、有村潤の逃走を父である有村が手助けしたり・・

【9話追記】
結局、連続殺人事件と香坂の過去の事件は直接関係はなかった。
香坂の後輩刑事・麻生を殺したのは有村潤で、そのことを知った有村が事件を隠蔽していた。

そして事件の真相を執拗に追うであろう香坂に事件の責任を取らせて望野署に左遷した。

自分が嘘の証言をさせたことで犯人が逮捕に至った16年前の事件を掘り起こされないように、左遷した香坂に葵の監視をさせていた、というのが有村のすべて。

7話でノーマークの尾藤恵が急浮上!

7話ラストの表情が怪しすぎてヤバかった。
考察サスペンスあるあるの、すぐ近くにいた虫も殺さぬ顔の女が犯人パターン?

5話で桃に疑いの目が向き結果違った。
6話で天草に疑いの目が向き、結果違う事件に関与していたが連続殺人犯ではなかった。

7話で恵に疑いの目が向き、・・と同じ展開になるのかと思われが、恵が所有者であったのは父親から相続しただけで、おそらく有村から頼まれて特殊詐欺犯罪のルームとしてこの建物を提供したのは尾藤誠だった。

ストーリーも終盤、ここで気になるのが、全員容疑者候補という番宣画像に映る8人に井出が入っていないということ。

これはあり?

もしこれでフツーに井出が犯人だったら、もともと怪しかったし匂わせ画像に映ってないし、視聴者からすると「なーんだ」ってならない?

最後には驚愕の事実が明らかになるのが考察系の面白いところだというのに。
井出が犯人では驚愕の事実でも何でもない。

私の考察井出は誰かに頼まれて、地下室を貸している。
そして犯人として出頭することもその人の指示。

世の中に興味も未練もなさそうな井出が犯人の誘いに乗って協力者になっていた。
私の予想、犯人は不破。

【9話追記】
井出が真犯人の協力者というところまでの読みはなかなかだったけど、残念。
犯人は飛鳥桃!

犯人考察!!犯人と思わる人物と動機、これまでの伏線を確認!>>

 

約束16年目の真実・結末までの見どころも詳しく紹介!

約束16年目の真実最終回あらすじネタバレ!結末までの見どころも詳しく紹介!

ドラマ『約束~16年目の真実~』の結末までの見どころをご紹介します!

「全員 容疑者候補」というキャッチフレーズに「きたっ!」とゾクゾクしましたよねー!!

予測不能な心理サスペンスを予測するカギはこちらです!

 

約束16年目の真実・結末までの見どころ①考察サスペンス

ドラマ『約束~16年目の真実~』はみんな大好き考察ものです!

出演者の皆さんも犯人を知らされないまま撮影に臨んでいるとのことで、役者さんそれぞれが「この人が犯人なのでは?」と疑いながらしているお芝居がリアル!

役者さんたちの細かい顔の表情などにも注目ですね!

プロデューサーの多鹿雄策さんは次のように話しています。

毎話なにが起きるかわからない、疑い合いの“心理サスペンス”に挑戦したい」という想いからスタートしました。
毎話いくつもの真実が生まれ、また新たな謎が生まれ……と“スリリングな展開”が続きます。

ストーリーが進むにつれて、怪しい人が増え、何が真実なのかがどんどんわからなくなる展開のなか、ふとした時に「点と点がつながっていく瞬間」がある!

これぞ考察系ドラマの魅力!

「キターーーー!」ってなる瞬間です!!

そして全国の伏線回収ヲタクの皆さま、おめでとうございます!

このドラマ約束~16年目の真実という作品は、伏線だらけ、回収し放題でございます!

横山裕さんが「1話のなんてことないところに伏線がたくさん張り巡らされていることに台本を読み進めて、気が付きました。本当に伏線が多い作品です!」とネタバレしてくれましたのでまちがいない!

また、仲村アンさんは「始めは是非フラットな気持ちで観ていただいて、徐々に考察や予測をしながら楽しんでほしいです」とコメントしていました。

了解です!!

 

約束16年目の真実・結末までの見どころ②オリジナル脚本

ドラマ『約束~16年目の真実』は原作がない完全オリジナルストーリーです。

この春大注目の考察サスペンスの脚本を手掛けたのはこの3人!

脚本家 過去に脚本を手掛けた作品
本田隆朗 『ミステリな2人』『視覚探偵日暮旅人』『『勝利の方程式』
冨安美尋 『勝利の方程式』『ブラックファミリア~新堂家の復讐~』『恋の妄想♡消防団』
小峯裕之 『世にも奇妙な物語』『家政夫のミタゾノ』『SUITS/スーツ』
『時効警察はじめました」『ドクターX』『転職の魔王様』他多数

3人とも実力派の若い脚本家です。

特に小峯裕之は大ヒットドラマを多数手がけていて、コメディタッチの作品を得意としていますが、実はサスペンスの伏線回収も得意だとか。

これは期待できますね!!

 

約束16年目の真実・結末までの見どころ③キャラの濃い登場人物達

『約束~16年目の真実~』の登場人物はそれぞれキャラが立っていて、物語が進んでいくうちに誰の何が本当なのかがだんだんわからなくなっていくそうです。

視聴者がグイグイと引き込まれていく、まさに魅力的で目が離せないドラマ。

一癖も二癖もある登場人物を見ていきましょう。

 

刑事・桐生葵(きりゅうあおい):中村アン

旧姓は「速水」

鋭い推理で事件を解決に導く優秀な刑事。一匹狼タイプ。

高校時代に想いを寄せていた幼馴染の不破翔(細田善彦)の妹が殺害され、遺体を発見した桐生はショックでその時の記憶をなくしてしまう。

幼いころに母親を亡くし父親と二人で暮らしていたが、その事件の犯人として父親が逮捕されてしまう。

望野には居られなくなり離れたが、刑事になった葵は父の無実を証明するために望野に戻ってくる。

 

刑事・香坂慧(こうさかけい):横山裕

葵の相棒(バディ)

プロファイリングを得意とする香坂は、常に先読みして最適な選択肢を提示し続け、キレ者として一目置かれている。

望野警察署に来る前は警視庁本部に所属。

元上司の有村毅(杉本哲太)からの指示により、葵を監視している。

16年前の事件で現場にいたのに記憶がない葵を疑っている。

 

課長・一条健人(いちじょうけんと):岡部たかし

望野警察署課長、葵と香坂の上司

葵の父親である速水康夫とは友人で、速水が逮捕されてから常に葵を気にかけている。葵にとって親代わりのような存在。

16年前の捜査を担当していた。

 

刑事・木崎拓人(きざきたくと):坪倉由幸

望野署刑事、ムードメーカー

 

刑事・夏目泰雅(なつめたいが):樋口幸平

望野署刑事桐、警視庁本部から来た香坂にあこがれている。

 

幼馴染・不破翔(ふわしょう):細田善彦

映像研究部では映画のシナリオ担当

葵とは両想いの関係だったが、桐生の父親が妹を手にかけた犯人として逮捕される怒りとショックで望野を離れる。

 

幼馴染・天草勇樹(あまくさゆうき):森永悠希

現在はタクシー運転手

映像研究部ではカメラマン担当

写真家になる夢をあきらめ望野に戻ってきた。

葵が16年前の事件の真相を追っていることを知って、桐生に協力する。

 

尾藤恵(びとうめぐみ):佐津川愛美

現在は大手ITセキュリティ会社の広報部

街の発展には16年前の事件は悪影響と考え、事件を蒸し返す桐生に複雑な感情を持っている。

 

飛鳥桃(あすかもも):織田梨沙

桐生の高校の同級生・現在は洋食店の店主

高校時代は生徒会長で映像研究部の部長。

母親から受け継いだ洋食屋キッチンシオンで空腹の子供たちに無料で食事を提供するなど、望野町のお節介焼き。

約束~16年目の真実~のロケ地はこちら>>

 

速水康男(はやみやすお):長谷川朝晴

桐生の父親・電気工事士

妻に先立たれた後は一人で桐生を育ててきたが、16年前に殺人事件の容疑者として逮捕されそのまま刑務所内で病死。

亡くなるまで無実を主張し続けていた。

 

尾藤誠(びとうまこと):井上肇

尾藤恵の父親・大手ITセキュリティ会社”BITOコーポレーション”の社長。

会社が望野町で進めている”セキュリティ特区構想”プロジェクトに力を入れている。

 

間宮奈緒(まみやなお):山田キヌヲ

現在は国会議員

16年前の事件当時は望野町で市議会議員をしていた。

望野町の”セキュリティ特区構想”に協力的な立場の人物

 

有村毅(ありむらたけし):杉本哲太

警視庁刑事部長

16年前の事件当時は望野警察署の署長として、連続殺人事件の捜査を指揮していた。

桐生が父親のえん罪を訴え色々と調べ始めたことを知り、香坂に監視を命じる。

 

井出尚哉(いでなおや):森優作

雑貨屋の店主

内向的で、怪しい雰囲気がある

 

柴本陽菜(しばもとはるな):川床明日香

飛鳥桃の洋食店のアルバイト

店長である桃の人柄を尊敬している。

 

梅崎若菜(うめざきわかな):向理祐香

望野に観光で来ている謎の女性

1話の最後で殺害され、2話で16年前の事件について調べていたフリーライターだったことが判明。

不破翔とも面識があった。

 

 

まとめ

約束16年目の真実最終回あらすじネタバレ!結末までの見どころも詳しく紹介!

約束16年目の真実の最終回までのあらすじネタバレと結末までの見どころ、いかがでしたでしょうか。

ドラマ『約束~16年目の真実~』
・誰が正義で、誰が悪か・・予測不能×完全オリジナルの心理サスペンス
・出演者も犯人を知らないまま演じている、リアル疑い合い!
結末までの見どころ
①考察サスペンス
②オリジナル脚本
③キャラの濃い登場人物達

考察ドラマ、めちゃくちゃはまりますよね。

Xでポストしながらリアタイ視聴、これが最高に楽しそうですが・・

起きてられるか少々心配な私。

毎回ネタバレと考察と私のつぶやきをめちゃくちゃ考えながら書いていきますので、ドラマ放送前後にチェックしていただけたら嬉しいです!

約束16年目の真実の最終回までのあらすじネタバレと結末までの見どころ、最後までお読みいただきありがとうございましたね~

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