この記事で紹介していること
- ウィル・アイアトン氏の経歴と学歴
- 吉本との意外なつながり
大谷翔平選手の通訳として公私ともに大谷選手にとって不可欠な存在となっていた水原一平氏の電撃解雇をうけ、大谷翔平選手の臨時通訳を務めることになったウィル・アイアトン氏。
早くも彼の経歴やと人柄に注目があつまっていますね。
ロバーツ監督は「彼は秘密兵器だ!十徳ナイフの様になんでもできる!」と話すほど彼を買っています!
ウィル・アイアトンのすごい経歴と学歴、大谷翔平選手の臨時通訳になるまでのドジャースでの仕事についても見ていきましょう。
ウィル・アイアトンの経歴を紹介!
大谷翔平選手の臨時通訳が「ウィル・アイアトン氏」と発表されたときの第一印象は日本人じゃないのか、、
片言の日本語で大谷翔平選手の通訳をする外国人という様子を思い浮かべて、臨時だから仕方ないか、なんて思っていました。
調べ観たら、驚くべき経歴を持った人でした。
ウィルさん、すません!!
ウィル・アイアトンの経歴①生まれ育ちは東京
ウィル・アイアトン氏は1988年に東京で生まれました。
ウィル・アイアトン氏のお父上は日本とアメリカのハーフでお父様も日本で生まれ育っています。ちなみにお母上はフィリピン人です。
15歳になるまで東京のインターナショナルスクールに通っていて、在学中は野球に没頭していたそうです。
ウィル・アイアトンの経歴②WBCフィリピン代表
ウィル・アイアトン氏はお母上がフィリピン人の為、フィリピン国籍も所有しています。
2012年(大学卒業後)に第3回WBC(ワールドベースボールクラシック)のフィリピン代表のテストを受けて合格。
本大会出場は叶わなかったようですが、メジャーリーガになる夢へ大きな一歩にはなったようです。
ウィル・アイアトンの経歴③テキサス・レンジャース
2013年、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結びました。
夢へまた一歩近づいたように思われましたが、ここでウィル・アイアトン氏は現実を突きつけられました。
自分はメジャーリーグ選手にはなれないという現実です。
1年弱という短い期間でしたがアメリカで野球選手としてプレーをしたのち、彼は選手を引退しました。
ウィル・アイアトンの経歴④マー君の通訳
ウィル・アイアトン氏は現役引後(2014年)、ニューヨークタイムスでの仕事をすることになります。
ちょうど田中将大投手のヤンキース入りが決まった時で、田中将大投手をニューヨークに紹介するための記事「A Passion to Pitch」に携わり、田中将大選手の通訳としてピューリッツァー賞を取ったバリー・べーラックさんのアシスタントをしました。
ウィル・アイアトンの経歴⑤WBCフィリピン代表チームのゼネラルマネージャー
ウィル・アイアトン氏は2015年に第4回WBCのフィリピン代表チームのGMを務めることになります。
この時を振り返った彼はこう話しています。
「まるでプロ野球チームのGMになったようだった。選手のスカウトにコーチ探し、練習場を探してキャンプの手配をして・・。」
この時の経験がその後のウィル・アイアトン氏のキャリアや将来の夢に大きく影響しているようですね。
ウィル・アイアトンの経歴⑥吉本興業の社員
2015年に日本に戻りよしもとクリエイティブエージェンシーに入社しました。
英語が堪能なだけでなく野球などスポーツにも精通しているとして、吉本興業のスポーツマネジメント部門のサポートをする仕事を担当していたようです。
ちょっと意外に思うかもしれませんが、吉本興業には多くメジャーリーガー(元メジャー含む)が在籍していますよね。
- 青木宣親
- 石井一久
- 黒田博樹
- 斎藤隆
- 高津臣吾
- 村上宗隆 他
ウィル・アイアトン氏は愛される面白キャラなので、まさか芸人?と思ってしまった笑
深い関係についてはこのあと紹介します↓
ウィル・アイアトンの経歴⑦前田健太選手の通訳
2016年~2018年、ドジャースに入団したマエケンの通訳として再びアメリカへ。
ウィル・アイアトン氏はマエケンのバディとして、日常のスケジュール管理からブルペンでキャッチャー、チームの打撃練習の際はボール拾い宙に見事なスライディングキャッチを披露するなど、チームの中での愛されキャラというポジションを確立しました。
ウィル・アイアトン氏はマエケンをサポートをながらドジャースというチームが自分に合っていると感じたそうです。
ドジャースのウィル・アイアトンとしてのキャリアのスタートです。
ウィル・アイアトンの経歴⑧マイナーリーグの育成コーチ
ウィル・アイアトンさんはマエケンにデータを伝えたり説明したりしているうちに、データ分析という仕事に興味を持ったそうです。
2019年からオクラホマシティーのドジャース傘下のマイナーチームの育成コーチに転身してデータ分析や、ビデオコーディネーターのスキルを学びます。
ウィル・アイアトンの経歴⑨ドジャース編成部
ウィル・アイアトン氏はマイナーリーグでのデータコーチとしての実績が認められ、2020年にはロサンゼルスに戻りドジャースの「パフォーマンスオペレーションマネージャー」になりました。
選手育成や能力開発を担当するこの役職は、ウィルさんのために新設した仕事とのこと。
この「パフォーマンスオペレーションマネージャー」という仕事は、常にチームに帯同し、データを元にしてコーチと選手をサポートするというものだそうです。
そしてその一環として昨シーズンからチーム・バッティングの戦略にも携わり、戦略チームからもたらされるデータを分析した上で、試合前の選手たちに対戦投手の傾向や対策のプレゼンテーションも行っています。
ウィル・アイアトンの経歴⑨現在・大谷の臨時通訳
そして、今回の水原一平通訳の違法賭博問題によるドジャース解雇を受け、大谷翔平選手の臨時通訳となったウィル・アイアトン氏。
ここまで、ウィル・アイアトン氏の経歴を調べてきた私はこれは現状でできる最高の人選だと思いました。
愛されキャラで、選手たちと良好な関係を築くことが得意で、データ分析の腕も一流、あらゆる角度から大谷選手のサポートをしてくれて、大谷選手の成績向上につながる予感さえします。
是非、臨時ではなく正式な通訳になってほしいと願いますが、ウィル・アイアトン氏のキャリアで考えると、もはや専属通訳という時代は過去のもので、さらなる大きな夢に向かってキャリアを重ねていく方向で考えていることでしょう。
ウィル・アイアトンの学歴は?
ウィル・アイアトン氏の経歴の紹介で15歳まで日本のインターナショナルスクールに通っていたことはご紹介しましたが、その後はどうなったのでしょう。
進学した高校と大学について見ていきましょう。
ウィル・アイアトン氏の出身高校は?
15歳のウィル・アイアトン少年の夢は「メジャーリーグプレーヤー!」でした。
その夢をかなえるため、高校はハワイの「ミッド・パシフィック高校」へ。
ミッド・パシフィック高校はハワイでもかなり上位の進学校のようです。
うぃる・アイアトン氏はここでの高校時代、夏休みにはサマー・ベースボール・リーグに参加していたそうです。
勉強とスポーツを両立させながら、アメリカで野球選手になる夢の実現に向けて有意義な学生生活を送っていたんですね!
ウィル・アイアトン氏の出身大学は?
ウィル・アイアトン氏はハワイのミッド・パシフィック高校を卒業を、カリフォルニア州のメンロー・カレッジに入学しました。
大学でも高校時代同様、文武両道を極めていたようです。
大学在学中の受賞歴がすごいです!
- 大学3年:トップ・アカデミック・アスリート賞(スポーツ部で最高成績を収めた者へ贈られる賞)
- 大学4年:コリス・スチーア賞(スポーツ部の卒業生で最も成績が良かったものへ贈られる賞)
- 大学4年:メンロー大学卒業時に最優秀賞を受賞(主席卒業生に贈られる賞)
なぜこれほどまでに優秀な学生だったのでしょう。
ウィル・アイアトン氏は「良い成績を取らないと日本に連れ戻されてしまうから、アメリカで野球を続けるために頑張った」と語っています。
ウィル・アイアトンと吉本興業は深い関係?
2015年からウィル・アイアトン氏はよしもとクリエイティブエージェンシーに入社していることは先ほどご紹介した通りです。
しかし、ウィル・アイアトン氏と吉本興業との関係はこれだけではなかったのです!
吉本関係と深い関係①兄のマッシュー・アイアトン氏
ウィル・アイアトン氏の兄・マッシュー・アイアトン氏も吉本興業に関係しているんです。
しかも驚くなかれ、お兄様のマッシュー・アイアトン氏は吉本USAのCEO(最高経営責任者)です。
アメリカよしもとの一番偉い人です!
なかなかの有名人じゃないですか!
吉本関係と深い関係②父のウィリアム・アイアトン氏
ウィル・アイアトン氏の父・ウィリアム・アイアトン氏はワーナーエンターテイメントジャパンの代表取締役社長をされていました。
「るろうに剣心」「パラダイス・キス」「最後の忠臣蔵」などはワーナー在籍当時にウィリアム・アイアトン氏の主導のもとに製作された映画だそうです!
超大物じゃないですか!!
その後独立して「アイアトン・エンタテイメント」という会社作り、海外に向けた日本の映像コンテンツの制作を手掛けているそうです。
2015年にアイアトン・エンタテイメントと吉本興業が業務提携をして、吉本興業初の洋画の配給のサポートをしています。
ウィル・アイアトン氏がよしもとクリエイティブエージェンシーに入ったのも2015年・・・何か関係しているかも?
まとめ
ウィル・アイアトンの経歴と学歴、ドジャースでの仕事について、いかがでしたでしょうか。
【ウィル・アイアトン氏の経歴】
- 生まれ育ちは東京
- WBCフィリピン代表
- テキサス・レンジャースとマイナー契約
- マー君の通訳
- WBCフィリピン代表チームのゼネラルマネージャー
- 吉本興業の社員
- 前田健太選手の通訳
- マイナーリーグの育成コーチ
- ドジャース編成部でパフォーマンスオペレーションマネージャー
- 大谷翔平の臨時通訳
【アイアトン家と吉本興業とのつながり】
- 兄・マッシュー・アイアトン氏:吉本USAのCEO
- 父・ウィリアム・アイアトン氏:アイアトンエンタテイメントと吉本興業の業務提携
とにかくなんだか「すごい!」ですよね。
ウィル・アイアトン氏がメジャーリーガーになれないという挫折を経験した後に、野球が大好きな自分にできることを追求し続けた努力の軌跡。
水原通訳の事件のショックを引きずり、大谷選手のメンタルを心配しながらこの記事を書き始めましたが、ちょっと立ち直りました♪
これほどまでに優秀なナイスガイが大谷選手のケアをしてくれているのであれば、きっと大丈夫!と信じたい。
ウィル・アイアトンの経歴と学歴、吉本とは深い関係について、最後までお読みいただきありがとうございました。
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